人を幸せにする人になろう

規制緩和

◆バスの規制緩和を調べてみたが、パッとは出てこない。みなさん経験あるだろうか。歴史学の秋の実習旅行。最初の頃は、ガイドさんがいたり、運転手にもサブがいた。それがいなくなった。これ規制緩和のはず。いまは1人である。
◆派遣法、これも規制緩和。業界の圧力に屈し、特定業種に限定していたのが、製造業にも開放され、雇用するのではなく、派遣会社から必要な人数、その都度、派遣してもらう便宜を整えた。その結果、どういうことが起こったのか。どうしようもな派遣会社はつぶれたりしたが、それよりもなによりも、派遣会社に登録される形でしかない若者が激増した。雇用形態が大きく変わったのだ。臨時的、便宜的、都合良く雇っては切り捨てる時代をもたらしたのは、1990年代末の自民党政権である。
◆社会のために一定のルールを定めておく、それが国とか官の許認可権限をもたらし、融通がきかんというのもあったには違いない。しかしそうした、一定の制約を課して行きすぎでいびつなものを制限するという機能は果たしてきたわけだ。が、それが業界には足かせに写る。バブル後の不況を打破するために、どんどん規制緩和が叫ばれ、それまで許されなかったことが、どしどしルールのない競争へ突き進み、安全性など無視することになる。
◆派遣法の改正、民主党政権下、見直すと言いつつ何も進んでいない。派遣会社への登録、いいように使われるそんな社会を改善しようという気はないらしい。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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