人を幸せにする人になろう

資料の作成過程で

◆結局、横口式石槨も十分やれないまま資料は出した。40分なので、中身としても、あまり増やす べきでもない。まあ、本番直前にもう少し。
◆1尋が1.5mで、それにより規定されている、というのをよりつっこむため、いろいろ事例を増やした上で、『定北』の図を使わせてもらって書き込んだ。薄葬令は奇数値だが(とはいえ実態は後述)、7世紀前半はどうも偶数値のようです。ちなみに、1.5mは30㎝の5倍でもあるわけで、25㎝尺の6尺1歩(これを尋とみているわけですが)、唐尺で墳丘が規定されているとの見方(たとえば牽牛子塚)とも通じるわけです。尋なのか尺数なのか、見極めはむつかしいが、通底するということだ。
◆それと話は変わるが、唐尺も30㎝強みたいなんと、奈良時代に近づく時期の29.7㎝があるようで、問題となっているようですが(あんまりちゃんと知らない)、普通に考えれば、やってきた尺度は30㎝強くらいだけれども、一方で、度地尺としての高麗尺35.6㎝があり、(石室とは異なる二次波及といまは見ていますが、7世紀前半の寺院の大まか設計から明らか)、普通に考えれば、そこで5:6で調整すれば、すなわち35.6㎝/6*5=29.66㎝となる。そういう決めごとをして調整を図ったと理解できるかも知れません。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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