人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
独自と統制
◆個人個人が異なる、地域も地域で異なる、そうした多様性が大事。ヒトは自由で、生活単位である地域も、それぞれ独自性をもつ。が、国家ができる。国家の枠そのものは必要悪であるのだろう。競合を防ぎ、争いを収束させ、上位の公権力を設けることで秩序を維持する。
◆が、国家という枠組みができると、統制しようとする力が働く。そこに地域と国家のせめぎあいが生じる。家康は、為政者たるもの、重箱の隅をつつくような細かい点まで介入するな、鷹揚に構えて観察しておれ、みたいなことを言っているようですが。
◆地域の活力あっての全体のパワーになる。統制国家になればなるほど、地域は独自性を発揮しにくくなり、自発的発案や活動に制約がかかり、全体のパワーも失われていくのだろう。
◆そして国家の意義も、歴史的には変わりうるもの。人間が作り出した国家も、成熟によって意義は変わってくるはず。いつまでも19世紀的な国民国家ではありえない。基本的には地方分権的なもの、地域の独自性が重視され、国家の役割は最低限に絞りこまれるべき、と思う。
◆日本で言えば、ひとつには、国が所得税を握り、国会議員が、何兆円もの予算をまるで自分らの金のように使いみちを決定する。ゴーツートラベルにせよ、何にせよ。規模が大きすぎることはよくないことだ。電通とかとの巨大な利権構造が形作られる。地域の人々の納めた税金は、その地域のなかで使いみちを決定すべきである。
◆ふたつ目。統制が強まれば中央に指示される地方政府になってしまうが、それを完全な自治にもっていくことだ。日本の都道府県、市町村は、戦後まがりなりにも自治体として75年間を歩んできた。都道府県・市町村の職員の働きがあり、国の指示にしたがって動く細胞ではないだろう。が、まだまだではないか、もっと先へ進むべき。江戸時代は地方分権が進んでいたはずだ。幕府に統制されているものの、各藩はそれぞれの領地のなかで、税収を得、それで藩をまわし、産業育成を進めてきた。いまの地方行政は、明治以降の中央集権的なあり方から、別に西欧社会をモデルとせずとも、江戸時代にあったはずの、自己完結的な独自路線をめざせるはず。むろん、そのためには先立つもの、税の仕組みを変えていくべきことは言うまでもないが。
◆基本的には道州制に賛成な立場である。都道府県が完全な自治体となる。その上に道政府があり、広域行政的な仕事をする。国は最低限のことだけをやる、こうした姿を目指すべきと思っています。
◆が、国家という枠組みができると、統制しようとする力が働く。そこに地域と国家のせめぎあいが生じる。家康は、為政者たるもの、重箱の隅をつつくような細かい点まで介入するな、鷹揚に構えて観察しておれ、みたいなことを言っているようですが。
◆地域の活力あっての全体のパワーになる。統制国家になればなるほど、地域は独自性を発揮しにくくなり、自発的発案や活動に制約がかかり、全体のパワーも失われていくのだろう。
◆そして国家の意義も、歴史的には変わりうるもの。人間が作り出した国家も、成熟によって意義は変わってくるはず。いつまでも19世紀的な国民国家ではありえない。基本的には地方分権的なもの、地域の独自性が重視され、国家の役割は最低限に絞りこまれるべき、と思う。
◆日本で言えば、ひとつには、国が所得税を握り、国会議員が、何兆円もの予算をまるで自分らの金のように使いみちを決定する。ゴーツートラベルにせよ、何にせよ。規模が大きすぎることはよくないことだ。電通とかとの巨大な利権構造が形作られる。地域の人々の納めた税金は、その地域のなかで使いみちを決定すべきである。
◆ふたつ目。統制が強まれば中央に指示される地方政府になってしまうが、それを完全な自治にもっていくことだ。日本の都道府県、市町村は、戦後まがりなりにも自治体として75年間を歩んできた。都道府県・市町村の職員の働きがあり、国の指示にしたがって動く細胞ではないだろう。が、まだまだではないか、もっと先へ進むべき。江戸時代は地方分権が進んでいたはずだ。幕府に統制されているものの、各藩はそれぞれの領地のなかで、税収を得、それで藩をまわし、産業育成を進めてきた。いまの地方行政は、明治以降の中央集権的なあり方から、別に西欧社会をモデルとせずとも、江戸時代にあったはずの、自己完結的な独自路線をめざせるはず。むろん、そのためには先立つもの、税の仕組みを変えていくべきことは言うまでもないが。
◆基本的には道州制に賛成な立場である。都道府県が完全な自治体となる。その上に道政府があり、広域行政的な仕事をする。国は最低限のことだけをやる、こうした姿を目指すべきと思っています。
カナリア諸島の玄武岩の島
◆こないだ、有松へいった時、ホテルでテレビを見てたら、世界遺産の番組でカナリア諸島を やっていた・・・、のだったか(こういうことも、もう朧気で、脳みそがもうダメなわけですが)。で、島の真上から撮影していた画像が圧巻でした。ネットで調べると、これのことなのかもしれませんが、すべて火山島なのでしょうから、別の島なのかもしれません。
◆話変わり、日本の豊岡市玄武洞。JRは川の対岸だし、カミサンの話ではバスさえ走らせていないんだそうです。豊岡市の観光はどうしているのか。また博物館が800円で(前行ったときは見てないと思うのだが)、いい展示なんだけど、がらがらだと。下は物販で大賑わいなのに、もったいないことです。無料、100円、200円、300円くらいにすべきですね。
◆話変わり、日本の豊岡市玄武洞。JRは川の対岸だし、カミサンの話ではバスさえ走らせていないんだそうです。豊岡市の観光はどうしているのか。また博物館が800円で(前行ったときは見てないと思うのだが)、いい展示なんだけど、がらがらだと。下は物販で大賑わいなのに、もったいないことです。無料、100円、200円、300円くらいにすべきですね。
追悼 竹内結子
◆時期を失してますが、ショックでした。熱烈ではないですが、「あすか」以来のファンでした。
◆当時は役所勤めで、昼になるとNHKニュースが映し出され、そのまま連ドラに移行するわけです。実は、奈良市内の埋蔵文化財の調査の件で、和菓子屋を建てようとするも、遺跡があって断念するみたいな描き方がされていて、これは埋蔵文化財保護行政上、問題ありとなりました。そこで、個人住宅の建築の際の取り扱いを問い合わせさせられたり・・・。結局、NHKに抗議したのかどうかは、記憶が定かではない。
◆当時は役所勤めで、昼になるとNHKニュースが映し出され、そのまま連ドラに移行するわけです。実は、奈良市内の埋蔵文化財の調査の件で、和菓子屋を建てようとするも、遺跡があって断念するみたいな描き方がされていて、これは埋蔵文化財保護行政上、問題ありとなりました。そこで、個人住宅の建築の際の取り扱いを問い合わせさせられたり・・・。結局、NHKに抗議したのかどうかは、記憶が定かではない。
季刊邪馬台国
◆11月30日、日中、めいいっぱい仕事をし(研究にあらず)、帰りの電車のなかくらいはと、『季 刊考古学』を読んだ。で、裏表紙を挙げておきます。ゼンリン・ミュージアム、行ってみたいですね。頼まれて邪馬台国の会の「顧問」になり、毎号、送られてくるのだが、別に届く会のニュースを見ると、安本さんの説の普及をめざす、みたいなことが書いてあった?ようにも思う。まずは確認ですね。そうなると、話が変わってきます。そういう会じゃなかったはずでは。もしそうなら、新興宗教に近くなるので(安本説がまったくダメとかそういう内容の話でなく)、「顧問」は辞めたいと思います。
◆いろんなことがドン詰まりになっています。
◆メールを処理するのが仕事みたいなの、いやですね~。
◆いろんなことがドン詰まりになっています。
◆メールを処理するのが仕事みたいなの、いやですね~。
科学技術の軍事利用
◆本音が出てきましたね。軍事開発をやれと。憲法違反ですな。国際紛争を解決する手段として戦争を永遠に放棄する、と日本は宣言したわけだ。武器はいらん。
◆見直しが必要なのは国会議員とか内閣の方。代議員制の適切な議員定員はどのくらいなのか、民意を反映する選挙制度はどう改良すべきか、など、考え続け、提言したことがあるのか。それこそ既得権益を汲々と守るわけだ。
◆見直しが必要なのは国会議員とか内閣の方。代議員制の適切な議員定員はどのくらいなのか、民意を反映する選挙制度はどう改良すべきか、など、考え続け、提言したことがあるのか。それこそ既得権益を汲々と守るわけだ。
森ノ宮キャンパス
◆2025年、文学部は森ノ宮に移る。61歳ですな、ははは。28年の定年退職まで4年を森ノ宮で過ごすことになる。で、この間、設計案が示され、修正が重ねられてきた。教員部屋や日本史の学生・院生関係の部分とは別に、考古学実習室に加え、博物館担当なので(いつまでやるんですかね、定年まで?)博物館実習室という、やや特別な部屋の責任を負っている。使うことになるのは後任なので、使いやすい部屋を作っておく必要がある。いまは配置と面積くらいだが、部局の理解もあり、おおむね要望に沿った修正をしていただいている。
◆考古学のスペースは、後発ゆえ、必要なスペースを、その都度、文学部棟の空きのところで確保してきたが、3か所ばらばらだった。それを統合したものとしていただいた。
◆考古学のスペースは、後発ゆえ、必要なスペースを、その都度、文学部棟の空きのところで確保してきたが、3か所ばらばらだった。それを統合したものとしていただいた。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。