人を幸せにする人になろう

いい言葉

◆宮本常一が書いたもの(民俗学の旅:9 アチック・ミューゼアムに入る)。引用部分は、師の渋沢敬三の発言だそうです。

「大事なことは主流にならぬことだ。傍流でよく状況を見ていくことだ。舞台で主役をつとめていると、多くのものを見落としてしまう。その見落とされたものの中に大事なものがある。それを見つけてゆくことだ。人の喜びを自分も本当に喜べるようになることだ。人がすぐれた仕事をしているとケチをつけるものが多いが、そういうことはどんな場合にもつつしまなければならぬ。また人の邪魔をしてはいけない。自分がその場で必要とみとめられないときはだまってしかも人の気にならないようにそこにいることだ」などということばは私の心に強くしみとおった。そしてそれを守ろうと思ったが、なかなか実行できるものでなく、人の意識にのぼるような行動をとることの方が多いのである。        
◆これ、このあいだお会いした増田重信さんのご子息から教えていただいた。重信さんは宮本常一を敬愛し、よくこの言葉を語ったそうである。

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雲楽
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男性
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1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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