人を幸せにする人になろう

もろもろ

◆09月04日、柏原市歴史資料館で高橋照彦氏の薄葬令の話を聞く。テルちゃんが、このあたりのことを日本史研究会でやっているのは聞こえてきていたが、雑誌をコピーすることもせず、内容をよく知ら053.JPGなかったため、いい機会だと思ってカミさんとでかける。終了後、飲み会。
◆カミさんが、中村修也『偽りの大化改新』を買ってきたので、読む。刺激的である。乙巳の変の黒幕は孝徳(軽)であるという近年の見方があることは知ってはいたが、ちゃんと読んだことがなかったので、面白かった。壬申の乱で王権を簒奪した天武の正当化のために、『日本書紀』の天智像が作られているというのは興味深い。ただし、そういう中大兄を主役とする改新像は誤っているとしても、改新を否定することはできない。改新を示す最大の根拠は前期難波宮だと思っている。中央官制を整えようとしたことは間違いない。吉川さんの書いたものに全面的に共感を覚える。
◆ケンゴシ塚すごいですね。小澤さんに見学をお誘いいただいたのだが行けず、新聞を見てスゴイ・・・、一般公開日(土・日)の日曜日の朝行けたのだが見送り、残念ながら実見できずに終わる。
◆09月12日、奈良経由で車で宇治に行くことになり、新木山古墳の下見に行く。天気よく、写真は西隣の石塚古墳から二上山を見たもの。どうもデジカメのイクシーの調子が悪いようだ(要修理だ)。新木山そのものは、周囲からあまりいい写真を撮影できなかったし、そもそもしげしげと近づかなかったのだが、裾部の工事をしなければいけないのか、疑問に思う。ぜんぜん問題ないのとちゃう?046.JPG
◆藤本強先生が10日にドイツで亡くなられたとの報道に接する。東京にいるとき、専門調査会のメンバーで、年に何度か会議で顔をあわせた。初対面にもかかわらず、親しくしていただいた。岡村道雄さんは、大学で、埋文行政の講義をする唯一の先生だ、と言っていた。最後にお会いしたのは(こっちが見たくらいかもしれない)、高松塚の会議で、同日に親委員会とわたしの出ている作業部会が開催された際、岡村さんが座ってたらいい、といって親委員会に出て脇にひかえていた時だった。その後、世界遺産特別委員会の長にもなられ、陵墓の研で、お話をしてみたいと思っていたのだが・・・。
◆09月11日、稲刈りをした。機械で刈って籾にして、すぐに乾燥の機械に入れる。いまは自然乾燥の方が単価059.JPGがやや高いため、再び天日干しをするところも出てきているらしい。そうなのだ。いま機械乾燥なら、刈って、乾燥し、もみすりをして、数日で終わってしまうが、かつては稲刈りは稲刈り、乾燥に数週間、そして脱穀と、大きく二つの工程にわかれていたのである。オレのように、農業を小さい頃に経験していない者にとっては、そういうことも改めて学ぶものなのである。
◆09月12日の宇治、さすが茶の名産地、静岡の丘陵地の茶畑は壮観だが(これ勝海舟が奨励したんだっけか)、宇治界隈の茶畑も風情がある。宇治からの帰り、八幡の流れ橋に立ち寄る。木津川がカラカラに乾いていた。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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