人を幸せにする人になろう

ヒストリアが来た

◆まあ頑張りました。20頁くらい書いてます(人の文の転載が多いが)。兵庫城の文章を読むと、 校正が適当だったな、とは思うが(4月上旬はめいいっぱいだったの で)。御廟野の、自分のノートに書いた想定スケッチを見ると気恥ずかしいが、でも文章で書いても伝わらないと思ったので、メモ書きをそのまま載せた。
◆またまた考古学研究会大会の話をする。やろうと思ったのは、よくできた図を作ること、レジュメを完璧にすること、パワポに工夫をこらすこと、語りを魅力的にすること、である。委員会にむかってちゃんとやったでしょ、といったポーズのためではない。意識したのは聞きに来る学生・院生等にむけて話すということ。
◆まずレジュメとは何か。いちばんよくできているといつも思っているのは、うちの近世史のレジュメ。まあ文献史では普通なのかもしれないが。要するに、論の運び、章・節・項が実にきっちりと組まれており、この根拠からこれが言え、次にこれがあり、それによってこうではないか、という論理立てを表現したもの。発表の前刷りは文章なのかもしれないが、レジュメというのは違うと思っている。文章で書くものではないと。
◆自分の経験でいうと、ヒストリア大会報告の時、準備報告を2回し、それによってレジュメがど んどん整備されていったという実感があったのを思い出す。よくできたレジュメは、それを設計図にして文章を書けば論文になる。うちの近世史は、卒論・修論で、実際に書き始めるまでに、整ったレジュメを完成させる指導を行っているようだ。
◆自分のところの考古の学生に対してもそういう。レジュメは文章じゃないと。論じる組み立てだと。はじめにで、自分の考えるところや意図を5~6行の文章で書くのはいいが、本論レジュメの本体は文章で書くなと。まあ我流です。無駄なできの悪い文章を書き連ねると、一定のボリュームになり、またなんとなく伝わったらそれでよしとなる。ちがう。レジュメは、論理展開の設計図なのだ。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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