人を幸せにする人になろう

両宮山古墳

◆もしかして中に入ったのは初めてかも・・・。恥ずかしながら・・・。2008年に未完の古墳と書き、新しく掘って刊行された報告書に引用していただいている。墳丘盛土工程→葺石と、1段ずつ作るのではなく、盛土工程で上まで盛ってしまうことがわかる。したがって、この古墳の現状は、盛土途中の段階ということで、いま残されている墳丘からどんなふうに盛っていたかを読み取ることができるのかもしれない。新たな測量図もなかなか伐採が十分できないなかでの測量と聞いているが、造り出し相当位置の中段も張り出しているとか、テラス面が整っていないことなど、しかし岡山県史の写真測量よりも墳丘を忠実にとらえられているはず。なぜにテラスが整っていないのでしょうか。だいたい盛って、あとから成形する?。へんですよね。なかなか解せない。
◆後円部と前方部の高さはほぼトントン。現状では前方部の方がわずかに高いのかな。でもまあ周濠形態からしても、土師ニサンザイでなく大仙でしょう。437から454のどこかで着手されたわけです。で中断したのはいつか。雄略7年463、上道田狭を半島に追いやる・・・、年代的には悪くないかもしれませんね。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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