人を幸せにする人になろう

午後は論文集について 記事№4400

◆車に分乗し、ダウンタウンというところにあるアスレチッククラブといううところに行く。ダ ウンタウンは一般名詞でなく、町名となっている。ヘルスセンターは、オレゴン大教員のジムなどの健康施設らしい。
◆まず昼食。こういうのを食べ続けており、いま現地時間29日の3時43分ですが、お腹が張っていて、胸やけがして・・・、という状態なわけです。
◆で、食事会場の場で、そのまま午後の会議に移行する。今回の研究発表を論文集にまとめたいとのことで、それをどういうものにするのかという議論。昨日も、セッション後の討論のなか で、なぜ大阪なのか、ということが議論された。むろん日本のどの地域にも歴史があるわけだが、なぜに大阪を焦点とするかということ。そういう問題はむろんアメリカの方がより必要なんでしょう。江戸・東京でなく、大阪をテーマとすることそのもの、またそれを出版社に売り込む上で、なぜ大阪なのか、がついてまわるわけでしょう。主にアメリカ側の発言が多く、塚田先生が率直にダメ出しをするわけですが、わたしもひとこと言いました。
◆塚田先生にも改めて話をしておく必要がありますね。発言の中心は中世以前のことについてだったが、江戸時代でいえば、やはり近世都市の研究の流れとかはむこうにわからないわけです。そういう研究の方法を含めた展開を伝える文章がまずいるのでは。それと実際は多様な文書が残されていて、個別論文も多数にのぼるなかで、例えば、ここまでのことがわかる、復元できるという、典型的な事例をひとつ挙げる、ということも考えられる。そしてこれまでの研究の全部は取り上げられないし、それで全貌がわかったわけでもないが、やはり現時点の到達点のまとめ、があってよい。
◆3日最後の発表は、思い出したが、ナイトライブラリーの納札の発表後に(現物を見る前)、どうやらまとめ的な役割を与えられたヤング先生の発表があった。そこはアメリカ的に、今回の提出された要旨をふまえた総論的な発表があって、ティーチャーが噛みついたわけです。そこは日本だと、固まってしまうという風になりがちだが、アメリカでは率直な意見はそれはそれで歓迎され、日本側のまわりはひやひやしているわけですが、おそらくそうでもないのでしょう。ただ、わたしの感覚でいえば、ヤング女氏はそういう役割を与えられて、考えたところを披歴したもので、彼女の和文要旨も理解はできる。そこはティーチャーと完全に相いれないかというとそうでなく、率直に語り合えば、それこそなぜ大阪か、という答えにつながるように感じながら聞いていた。
◆で、日本の近世史側も、アメリア側のまとめに、そんなんじゃないと否定しても折り合えないわけで、上記したような、近世都市研究の流れや、方法論や、都市大坂の研究の意味といったことを伝えるようにする必要があるんでは、と思った次第。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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