人を幸せにする人になろう

安保法制は違憲といわれ

◆3人の参考人である法学者が3人とも違憲だと言い、そんなあほなことあるかいと与党は反論。全国の法学者よ、バカにされてるのとちゃいますか。法律の専門家のいうことなんぞ、取るに足らん、と言われているのですよ。一斉に蜂起した方がいいのではないですか。専門家が尊重されない。一定、それを認めながら、しかし、という言い方をするのでもない。
◆法科大学院について、お前のトコロやめろと指示できるようにするとかなんとか、しばらく前に記事にありました。文科省が法曹人を増やすために作ったものでしょ、そのために大学は金をかけて体制を整え、環境整備などして対応したのですよ。それをあんた、すっかり道筋を別のものにして、お前らの言うとおりやったものをつぶしにかかるんか。金返せ。保証しろ、ということだ。間違ってましたと頭を下げんかい。
◆文科省の言うことなんぞ、しばらく寝かして様子を見ることです。さっそくに対応することが無駄になることが多いんとちゃいますか。なんか言っとる、くらいで。恫喝があっても、やってみい、と開き直ればよい。
◆国立大学の人文系など、役に立つ人材を育てられないところをつぶすといった記事が出てまし たね。あほちゃうか。いま地方を元気にする大臣を置いているんと違うんですか。人口が減る中で、いかに自律的に地域がまわっていくように、各地で頑張っているし、文化庁だけでなく、国交省も町づくりということを政策に掲げるようになっているのではないのですか。地域に暮らし働き、そこで地域のために生きていく、地域のためによかれとおもうことをやる、そういう学生を育てないといけない。地域の培ってきた文化や歴史こそが、固有の拠って立つべき重要なファクターで、そういうものを大事にしながら、人づくり、町づくりをやろうとみんな頑張ってます。それこそ、それぞれの地域の地勢や地理や、自然環境、人の暮らし、歴史、文学、民俗、芸能、気質、そういう広い意味の文化がそれぞれにあり、それを研究するのが人文学でしょ。そういうものは研究せんでいいという宣言ですよ。日本文化は東京や、と言われているのに等しい。そんなあほなことがあるかい。そういう直接的な人文学の必要性のみならず、人文学というのは、人々が生きていくベースに経済でなく考え方としての文化を据える、そういう人間を育てていくという大事な仕事がある。何か役に立つ技術開発とかそういうことも必要でしょう。けど、そういうものだって、それを誰のためにどう使うか、というのは人間性の問題です。ハートがなく、それが自分らだけが、会社だけが、日本国だけが、金を儲け、いい暮らしができればいいという思考のヤツばかりなら、なんぼ技術ができても意味はない。
◆理系のいろんな分野があり、とても1大学でぜんぶカバーなどできやしないでしょう。そこは全国にあまたの大学があり、自分のやりたいことに合致する大学院に進学すればいい。人文学は、どの地域にも、人の暮らしある限り、生きた人々がおり、残してきたものがあり、それを研究する必要なものなのである。
【追記】うちの文学部、2000年に赴任したころは108名の定員だったが、いまや69名です。さらに減るようです。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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