人を幸せにする人になろう

少子化対策など

◆いつも車のカーナビで報道番組を流しているが、今日のフランスの少子化対策の話は面白かった。GDPの3%を子育てに注ぎ込み、さまざまなサービス、そして手当、この2本建てで、1.6%だった出生率を2%に回復させたフランスの紹介だった。日本政府もそれくらい調べてるんでしょうね。テレビ番組の企画の方が進んでいるのでは悲しいぞ。
◆1ヶ月くらい前、子供の医療費無料を打ち出した、どこかいなかの自治体に移り住む若い家族が増えているとの番組も見た。24時間体制もセットだったかな。ともかくも医療費の心配がないというのが、幼い子供をかかえる母親には、たいへん心強いことであるのだ。こうした制度を導入している自治体がわずかだが増えつつあるという。
◆その前、朝日のグローブでカナダの特集があり、興味深く読んだ。大国アメリカの隣国として、どう生きるかという話だった。確か多民族国家を作り上げているという話があった。アメリカはとにかく大国で、いろんな民族がやってくるが、アメリカナイズする、アメリカに従え、というのに対して、カナダは、学校での外国語教育を含めて、出身の地域の言葉や文化をそのまま持ち込むコミュニティが成り立つ制度設計をして、それに成功しているという話だったように思う。
◆それと外交的には、調整役としての役割に努めているという話だったか。NPOの活動も活発だということだったか。不確かです。それを読んで思い出したのは、かつてユネスコの水中文化財保全の条約制定の会議にパリに行ったとき、いちばん感銘したのがカナダの態度だったことを思い出した。アメリカはユネスコから撤退しているくせに会議に出席し、いろんないちゃもんをつける。そうしたまとまりにく状況を打開するような提案を次々打つ積極的な発言をするのがカナダ代表だった。

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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