人を幸せにする人になろう

神子畑選鉱場

◆これ、けっこうなインパクトがありますよ。もとは鉱山だが閉山。しかし明延から運び込んだ鉱 石を選別する工場が設けられ、とくに錫は日本一で、不夜城とよばれた操 業が行われていた。まあ、払い下げで三菱なんですけどね。しかし明延の昭和62年の閉山により停止。平成に入って工場の上屋も撤去され、斜面にそそり立つコンクリートの基礎などの構造物だけを残す廃墟となる。しかし、それらを歴史遺産として活用する事業が始まる。
◆もと生野鉱山に招かれたお雇い外国人技師の1人であるムーセの居宅であった建物が、その後、神子畑に移され、その建物が残り、展示施設として利用している。ここの選鉱場のビデオが、25分だか少々長いがぜんぶ見る。面白い・・・。そのあと、ご夫婦らしいガイドさんがいろいろ説明してくれる。GWで訪問客もそこそこいる。このビデオが欲しかったが、いろいろ著作上の問題で市販しておらず、明延と生野のDVDは販売しており、明延のもの1000円を購入する。
◆明延から鉱石を運び込むためのトロッコ列車、いわゆる1円電車が6キロのトンネルで山を抜き、ここの工場の上部に到着し、そこからすりつぶし、どろどろの液体状にしたものを比重を利用したりして選別していく。銀と銅と錫といったか。そこまでがこの工場の役割。錫は生野に送られインゴットになる。銅は直島といったか。
◆いまパンフレットを見ると、一息つける食事の場所もある。そこで食べればよかった。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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