人を幸せにする人になろう

私立大学の多くは一般入試による入学者が3割以下

◆7月3日の朝日新聞による。推薦とかAO入試の比率が急速に高まっているということ。私学において学生確保は経営の生命線。
◆同じ事だが、もうひとつ理由があるという話を聞いている。一般入試の枠を絞らないと、偏差値がダダ下がりになるという。受験者層のレベルが低下し、倍率も下がる中で、同じように一般入試をしていると、合格者の偏差値が下がり、それがまた入学者を少なくするということのようだ。なので、AOを増やし、一般入試枠を絞り、ある程度の倍率を確保して偏差値を維持するのだとか。
◆そんなことやっても、結局は入ってくる入学者の学力は、総体としては、AOのどうしようもないのが増えて、まったく変わりはないのだろう。カミさんの大学でもやっているそうだが、秋には入学が決まって遊ぶしかない入学予定者に対し、通信で課題を課したりする、そういう面倒までみているんだという。唖然とするしかないが、そうなっているらしい。で、1回生担任で、そうした1回生の通信講座の提出状況のデータを見ると、1回しか出していない、それも20分程度とか。そんなんが入ってくるのである。
◆なるようにしかならない。淘汰が進むのは必然。だが、それだけでいいのか、そもそも論も必要だろう。

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雲楽
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1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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