人を幸せにする人になろう

統一教会

◆戦後の政教分離。これ、宗教法人が政治活動を行うことを否定しているわけではなく、その反 対。政治や行政が特定の宗教法人に便宜を図ることを禁じている。
◆今日の朝日新聞の記事はよくまとまっている。1面ぜんぶだけれど、大きいので、年表だけにしておく。統一教会は独自候補を立てるのでなく、自民党を支援して保護してもらうことを選んだという。統一教会が、近しい政治家に近づくことそのものはあっていいということになる。選挙運動にボランティアという形でかかわることも、あってよいのかもしれない。だが結局はウィンウィンの関係だからこそ、互いに利用することになる。当選した議員が、お世話になった宗教法人の活動に対し、便宜を図ったらアウトということになる。こうした関係は一般的な贈賄や収賄もそうだが、やはりそうなってしまうだろう。
◆で統一教会は、へんなモノを高い金で買わしたり、金を貢がせたり、大きな社会問題になっていた、と。宗教法人として適切ではないと解散を命じられてもおかしくないわけだ。そこを、個別案件の裁判で負けることはあっても、適当なところでな~な~で済ませる、そういう配慮が、自民党とくに主流安倍派により行われてきたのだろう。
◆信者2世の不幸についても、新聞でずっと特集されている。親が信仰するのは勝手だが、子を巻き込むな、ということだ。が、不幸にも小さい頃から教会に通わされ、信者になってしまい、そこから抜け出せない不幸である。こういう統一教会の宗教活動のあり方を、黙認してきたわけだ。恨みを買ってもいたしかたない、といえるだろう。
◆下村君が文科大臣の時に、悪評をごまかすために法人名の変更が認められたという。そこに前川君も登場し、90年代後半に、なにも活動が大きく変更するわけでもないのに名称変更は認められないと却下したのだそうだ。それが下村君時代に覆った。宗教法人の名称変更は文科大臣が決裁する案件ではないのだろうが、しかし世間をさわがしている特定の法人の案件であり、報告はしたが、大臣から指示があったのではないと、本人も文科省も否定している。が、はたしてそうか。これもモリカケ同様、いずれウソはばれるだろう。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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