人を幸せにする人になろう

長岡京・恵解山古墳の整備がはじまる

◆2011年02月10日(木)朝から長岡京の会議に行く。いつもは電車だが、ある理由があって車で行く。やや遅刻。中尾さん、都出先生、高瀬さん、かっちゃんに会う会議である。今年度は調査最終で、補足的な調査をやり、基本構想をまとめる。整備事業は来年度から始まる。
◆今年の補足調査は上半期におこない、下半期まとめにかかる。上半期の調査で検討課題が生まれたので、秋に1本、トレンチを追加した。造出と前方部側面の取り付きの問題で、完全には解明されなかったが、追加トレンチで葺石が明瞭に検出されたことは、たいへんよかった。
◆おこの場合、墓場・学校用地とのかねあいの中で、やれることをやろうとしている。けっこうしつこく掘ってきたが、おかげで、墳丘の現状はかなり傷んでいるものの、かなり確からしい復元が可能になった。
◆文化庁の補助事業がスクラップ&ビルトで、名前が変わるらしく、補助要項を作成中とのこと。これは城陽市でも聞いた。前にも書いたかもしれないが、かなり土盛りをして、削られている墳丘を補うので、古墳を造っていくような作業になる。そういうプロセスを見せるのもいいことではないか、と1年前に言った記憶がある。基本構想をまとめるに際して、いくつかの検討事項があり、その協議をしたが、いくつかまだ議論が必要かなと思う点もある。意見があったら申し出るようにと言われているので、考えをまとめて提出しよう。
◆乙訓では物集女車塚古墳に続く、古墳の整備となる。前にも書いたかもしれないが、事務局がしっかりしているし、地元の愛護団体みたいなものが既にできていて、安心できる。
◆12時過ぎに終了後、堺市の寺山南山の現場に行く。来週会議なのだが、大学院入試とぶつかっているもので、途中で抜ける可能性が高いので、あらかじめ見ておこうと思った。

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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