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近つに行く―大阪府発掘速報展―

◆職場に行って仕事をしたいという気持ちもあったが、前から言われていたこともあり、カミさんと歩きに行くこと9de451a1.JPGa21b662a.JPGなる。どこいこか、近つに行こうと。で歩き始める。駒ヶ谷から壺井に抜け、太井川をさかのぼる。ポカポカ陽気である。もう春?
◆近つに行く。そうか、速報展をやっているのだ。たまたまカミさんが近つに行こうと言ったわけだが、これはナイス。朝日新聞にも展示の記事があった。大阪府の速報展、これからも続けていくという白石館長の話が紹介されていた。これで大阪府も、奈良県や京都府のように最新の調査成果の展示会が定例化するのは、たいへんけっこうなことだ。実際、展示を見て、埴輪に偏っていたが(近つだから?)、けっこう見応えがあった。これだけの発掘をやっているんだ。府やセンターのみならず、府下市町村の調査もあわせたら、十分な企画展になる。そこは、さすがに大阪ですよ。で、立派な図録も出ていた。ひとつだけ言うと、『大和を掘る』の図録だったか、展示だったか、発掘担当者の名前が挙がっていて、これはいいことだと思った記憶がある。むろん行政発掘で仕事でやっているから組織の成果ではあるが、実際に掘っている人の名前が挙がっていて、これはイイと思ったわけだ。
◆で、この日は担当者の調査の説明会の1回目だった。こういうのがあと2回、ぜんぶで3回。前にプログラムは見ていて、それぞれ聞きたいものがあった。この日はぜんぜん意識しておらず、近つに行ったこともタマタマだったのだが、ちょうど始まる13時直前だったので、地下ホールの会場へ。
◆今日は5本の発表が組まれていた。各30分で、掘った人の説明を聞けるのはありがたい。とくに、市川君の上町台地の須恵器窯は、前に大歴考古部会の例会でもやっていて、行きたかったが行けなかったので、よかった。むろん蔀屋北もよかった。そのままいたいのはヤマヤマだが、展示が見れないので、休憩時に抜けて展示を見て、そのまま帰る。
◆どうやって帰ったと思いますか。夕方、子供らとアバウトながら約束があったので、歩いて帰ると時間がかかる。風土記の丘を抜けてバスに乗り喜志駅へ、それから古市駅、南大阪線で二上山駅、大阪線の二上まで歩き、河内国分に戻る。へんなの・・・

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HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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