人を幸せにする人になろう

2010年10月10日備前長船

◆考古学の学生らとの見学会で岡山に。天王寺集合で備前長船へ向かう。今年、卒業論文で日本刀で書こうとしてい31761d62.JPGる学生がいるため。デジカメを忘れるという失態。画像は携帯。410f9928.JPG
◆まず閑谷学校。儒教が柱となると、中国・韓国風となる。石垣にしても・・・。で展示を見ていると、孔子を祭る儀式で用いる、ヘン(有機質の高杯)・豆(刳り物の高杯)、そして青銅器の爵があって、唖然。有職故実もええとこや。先に韓国の青銅器イ器について祭器としての特殊化にふれたが、それと同じことを感じた。
◆道路沿いの讃岐うどん屋で昼を食べて、長船の資料館へ。展示室でわれわれが熱心に見ていると、丁寧に解説をしていただいた。第2土曜日で、刀鍜冶の実演があるというので見た。炭と鞴がいかに重要であるかを認識した。多量に放り込む炭、そしてず~っと鞴を動かして鉄素材を熱している様子に感動。鞴って、あんなにずっと動かしているものという認識が実はなかったのだが、実際に叩いている時間より鞴を動かしている時間の方が長い。製炭窯って、7世紀以降のものしか認識していないが、5世紀のものって見つかっているのだろうか。鍜冶技術の上で製炭技術もきわめて重要であd4ef89f7.JPG449fbc84.JPGことがわかった。
◆それから中世福岡の市の跡地、看板を見に行った。少し川から入った旧道では祭りの最中、歩けば古い町並みのよく残っているところらしいが省略。
◆それから、備前市の歴史民俗資料館に、17時の手前に入り、さっと見るので見せてくださいとお願いして見学。もうだいぶくたびれた展示ではある。備前焼がメインだが、古い考古資料の部屋もある。香登鶴山丸山古墳の鏡が1面あった。
◆そこから、なぜか熊山遺跡をめざす。なんかぐるりと北側に廻り、夕刻の迫る山道を車で上がる。頂上に着き、駐車場に車を置き、学生らと遺跡まで少し歩き、、到着する頃はすっかりと暮れかかっていた。5e3a6a31.JPGその展望台からは、瀬戸7a90b04d.JPG内が見渡せた。小豆島が大きく横たわり、なんとか川が流れ、屋島ものぞむことができた。
◆SAでラーメンを食べ、帰阪する。

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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