人を幸せにする人になろう

2024年2月17日 N科研の研究会

◆久津川車塚古墳は誉田御廟山型。これを今日レベルで示し、かつ複製の あり方を合理的に説明で きるものとすることが課題。そのために、誉田御廟山の設計を確かなものにすることがまず必要。で、これをやったわけです。
◆誉田御廟山については、N先生の2015年論文がある。設計寸法の復元では少なからず見解が異なる(実物の復元からはそうはならない)。N先生の設計理念は妥当なんだろうが、その先の実際の実施設計がどのように行われたのかは、まだ十分な説明ができていないと思う。
◆この研究会の準備を水曜日にやっていたが、N先生の研究の問題点は把握できた。復元の細部で異なる点があり、どこがどう違うかまでは整理した。でも、基本コンセプトがダメなのかというと、美しく、ありうるなと。どう折衷できるか、理屈が整えば論文になるな~、と思いつつ。
◆誉田300歩VS久津川125歩で重ねた図。車塚の段築斜面は黄色なのだが、墳丘についてはほぼ重なって、誉田の青しか見えないくらい美しく重複している(と少なくともわたしは思う)。
◆誉田の納得いく実施設計案をまとめること、その先、久津川の設計の整理、次に誉田があって久津川へどう複製しているか、来年までの課題ですね。まだ道は遠い。
【追記】カミサンが左手首を骨折。

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プロフィール

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雲楽
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60
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男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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