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人を幸せにする人になろう

2016年7月4日KR14埴輪整理

◆袋ナンバー71~99について、注記、分類、袋内接合。Ⅴ期の埴輪らしきものが混在している。
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大阪府大の七夕講演会

◆17:30前に中百舌鳥。タクシーで府大へ。雨、雨。会場に行き、パワポセット。18:00から約1時 間、百舌鳥古墳群の被葬者について話をする。
◆本筋は2本目の国立天文台の先生の、惑星はどのように生まれたか、なんだが、この人が考古学が好きで、というより進路で迷ったくらいの人で、もともと縄文土器や石器などを採集したりしていたらしく、いまでもあちこちに仕事に出かけては、古墳めぐりや文化財めぐりをしているといった方。で、堺に行くんだから、ということになって、府大の先生がそれなら古墳をやっている人を知っている、というので、こんなヘンテコリンナ組み合わせの講演会になったもの。
◆もともとはカミさんが宇宙やアンテナやらのことで府大の先生方と一緒に仕事をしており、前に深井で日本酒専門店に行った話をこのブログでも載せた。その関係で、この時に名刺を渡したアンテナの第1人者の先生から、古墳の話をしてと、電話が入ったもの。
◆あとの呑み会、国立天文台の先生から古墳の質問が矢継ぎ早に。答えられるところは答え、惑星のできかたの話(おもしろかったですよ)にも質問を返す。最後、御堂筋線で帰っている時には、東大の考古の先生にペルーに連れて行かれた、みたいな話をするので、もしかしてクンツゥルワシ?と聞くと、そうだった。ああ。ペルーともつながりましたよ。それと三鷹の国立天文台古墳が、上円下方墳で、切石の石室でと、そんな話にもおよぶ。熊野神社の関係で、名前はよく知っていた。三鷹市が5年ほど前に史跡指定にむけて再発掘したらしいが、頻繁に見に行ったらしい。もひとつ「おわら風の盆」の話にもおよび、毎年のように行くらしい。もう地元の人とも仲良くなって、泊めてもらうらしい。9月3日最終日の、4日となった最後がいいんだとか。世の中には、いろんな人がいるもんですね~。久津川車塚古墳の発掘に来そうです・・・。情熱大陸にも取り上げられた人で、スキューバダイビングをやっており、海に潜る天文学者として番組が作られたよう。その時に、岡山の天文台でも取材があって、古墳も好きでと造山でもカメラをまわしたが、ぜんぶ切られた、とのことでした。

陵墓懇談会そのものには出れず

◆7月8日、陵墓懇談会がほぼそこに入るという連絡は少し前にもらっていたが失念していて、大阪府大から電話が入って七夕講演会でしゃべろと言われ、やりますと。その日に、陵墓懇談会の確定連絡が入って、「ああしまったと」。直後なので、府大に断りを入れようかと思ったが、16学協会の全体会には出て、懇談会自身は企画委員で行ける人に出てもらおうと。が、結局はだれも都合がつかなかった。
◆さて、3月の毎日新聞に、宮内庁が地元と一緒に調査するという報道があった。そして6月末には河野行革大臣が大仙古墳を視察し、治定がおかしいなら訂正したら、といった発言をした、といったような報道もあった。ぜんぜん自分では調べていなかったが、そのあたりの経緯がだいたいわかった。昨日の話の範囲だが、政府側(河野行革大臣)から、国有財産などで観光に使えるものをという検討のなかで陵墓も可能性があるか、という働きかけがあったよう。そこから先はわからんが、そういうやりとりのなかで、共同で調査していく、成果を発表する、といった検討がなされたようで、それが新聞に出たらしい。で、大臣は実際に見に行って、と。
◆まだまだわからんことも多いが・・・。宮内庁が、3月時点で、そういう方針を公式に発表したのか どうかは?。してるのかもしれないが、朝日新聞では見ていない。今回の懇談会は、そこいらへんについて、むこうの考え方を聞くというのが主要な課題となる。が、その場にはおれなかったわけです。さて、どうなりましたやら。8月7日のシンポの準備もそろそろせなあかんな~。
◆全体会議の行われる明治大学には毎年行き、しかも会場がミュージアムなのに展示を見ていなかった。この日、常設展、企画展、阿久悠記念館、と短い時間ながら、ひととおり見てきました。


今週もあわただしく

◆火曜日は夜、都市史学会実行委員会。水曜日は、18:30梅田で、大歴の庶務引き継ぎ。木曜日、夕刻、東京へ行って息子のところに泊まる予定にしていたが、仕事が山積していて断念。いつものとおり9時から22時まで仕事。翌日金曜日は、6:30に家を出て、陵墓懇談会へ。13:30に失礼して大阪に戻り、中百舌鳥から大阪府大へ。

富山

◆土日、富山に行きました。朝、8:40のサンダーバード、金沢11:18?着、新幹線で富山、12時 前。レンタカーで高岡・氷見方面に向かう。伏木。万葉M、昼、北前船資料館、国府跡、桜谷古墳、武田家住宅、柳田布尾山古墳、氷見市立博物館、氷見の町をぐるっとまわり、戻る。途中また伏木に寄り、国分寺、一宮。この日、伏木は全国でもっとも暑く37度だったんだそうです。
◆富山市内のホテルにチェックインし、18:00待ち合わせ場所に行き、T大学Tさんと楽しく呑み、カラオケ。
◆翌日、大雨のなか出発し、八尾。おわら風の盆のまち。資料館、町あるき、コーヒー。そこから北陸道で小矢部で下り、倶利伽羅峠。桜町遺跡。石動の町を通過し考古展示館。関野とか谷内の資料、桜町の出土品を見る。そこから高岡の町へ。伝建となっているなんとか町の方に行き、土蔵造り資料館、町歩き、富山駅に戻る。16:20頃の新幹線で大阪に戻る。

うまく書けるか

◆恒藤の一高時代の日記『向陵記』翻刻本末尾の、広川先生の解説を読む。とても勉強になった。なぜ恒藤は文学から法律に転じたのか。
◆広川先生が「理想主義的自由主義者」というのはいいネーミングだと思う。学びと思索、人との議論を通し、人はみな自分の考え方をもつ、うちの日本史の言い方では「自分になる」。学びや思索に際限はなく、自己変革を続け、正義感、主義、理想を抱く。むろん浅く、非合理な偏ったものではない。それが自分自身であり、揺るぎないもので、もっとも確かなもの。そしてそれは新しいもの変革を生む力でもある。一方、現実社会は理想には遠く、また保守的で、新しいものを阻害する。自分の理想、現実世界、そのなかでどうするかは人それぞれ。直接行動を好む人はいるし、また必要でもあろう(いまはより多様な関与がありうる)。が、ふつうの人は、日常のなかで、やれることをやる。
◆恒藤は、そうして現実世界に対峙していく生き方を確信する。19世紀20世紀に獲得してきた西欧思想に学びつつ、思索を深め、自分のコアを磨き、それでもって、政治家や官僚になるわけでなく、現実世界に対峙しようと。大事なのは、希望ということか。世の中は頑固であり、対峙しても99は負け、1前進するくらい。が、しかし人々がそれを繰り返し、人類が進歩してきたことに確信をもっている。現実はなかなか変えられない、意見を表明したり提案してもつぶされる。無力感を感じるだろうが、しかし歩みがのろくても進むという希望である。これこそ人間の歴史といえるかもしれない。そういう意識を、声高に主張するわけでなく(選挙前に絶叫し、当選したら忘れる人々なんかでなく)、内面において確固としてもち、生きていくことを見いだした。
◆そして自分の歩む道を、作文「韓非子を読む」にうかがえるようだが、普通の人々の暮らしを支える法律家となり、現実世界に対峙することを選ぶ。
◆戦後、日本国憲法の定着のため、あるいは世界平和を願い、多くの講演をし、モノを書いている。(ネットの世界では「理想主義者の空論」と切り捨てられる。ネットの世界のみならず、幸福実現党は、いまの参院選で「自主憲法を制定し核武装せなあかん」としゃーしゃーと。自民党でも、自主憲法とか憲法改正を選挙演説で論点化を避け、ましてアベ君は思ってはいても「核武装」なんて言わないのに。) こうした恒藤の言動は、安保法制を通し、選挙結果次第では憲法改正を進めようとする現体制下において、伝えたいと思う。美化するのではなく。

もひとつ

◆昨日の新聞だったか、専業主婦が多いのが近畿、少ないのが富山だったかな。そしてこのグラ フ。裏腹の関係だから、当然そうなるとして。別に近畿地方の所得が高いわけではないだろう。すなわち、おそらく世帯収入でいくと近畿は低いんだろう。パート等はあるにせよ、正職が少ないのか、正職で働こうとする女性が少ないか、両方か・・・。富山やら福井やら、夫婦がともに働く大都市圏でない地域の方が、健全だし、暮らしやすいのではないだろうか。

別の話

◆これも今日の朝刊。顔は残酷なまでにその人の内面を表す、のだそうです。おお~こわ~。いい顔してる、というのはとてもいいことですね。おだやかな顔をしていたいものです。

やってもやっても

◆まあ前期は火と水がヤマなので、木・金とようやく時間がある。で雑用を次々こなすが、おわら ない。恒藤の展示に行かないし、伏見城はさらに遠い。バランスを取り、手を抜くとことは手を抜いて、勝負するところは時期を逸せずやる、動物的に動きましょうかね。
◆そんなんで、飽きてきたので、ブログを。小熊の論壇時評は面白い。自民党元都議の話。任期中の実績は次の選挙の当落にまったく関係なし、大事なのは地元行事や冠婚葬祭への出席だ、と。これまた日本的風景ですね。そして、右の新聞記事。これを若者は、組織依存を保守、不特定多数に改革を呼号するのが、自分たちの方を向いていると受け取るという解釈を示す。なるほど。
◆で何が大事か、人間は人間に動かされる、ということだ、と。例えば演説。なんか決まりきった「日本を前へ」でしたか、このまま前進とか、決めたキーワードを繰り返す、あんまり中身の切実性はない、あるいは大きい声で「清き一票を」とか「送り出してください」とか20世紀的選挙戦でのやり方を繰り返すだけでは、人は引き付けられないだろう。どれだけ真剣に現状を憂えているか、心配しているか、そういう本人の内から出る言葉でボクトツと話す、そういうものに共感する日本人であってほしいもの。
◆組織票みたいなものが保守というのは確かな感覚かもしれませんね。本人が実際どう思うかは別で、創価学会から電話がかかってきたから、とか、自民党が動員したなんとか業界ぐるみで職場を通してよろしく、とか、そんなんで投票行動をやっていること自体が、時代遅れのムラ社会的ありようですね。無党派層の増加は健全なことなんだろう。

2016年6月27日KR14埴輪整理

◆袋ナンバー70、93、96、96、102、108、109、111~116について、注記、分類、袋内接合。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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