忍者ブログ

人を幸せにする人になろう

秋の講座に続き

◆市大の文化交流センターの講座、2012年度に古墳でやり(企画+1回)、2014年度に上町台地科研の成果でやり(1回担当)、2015年度はまた企画を考えよということで、台場でやろうとしている。
◆と思ったら、小豆島からメールが来て、大阪城と石切丁場で話をせよ、と。小豆島の石切丁場をめぐりたいと思いつつ果たせていないが、こういう形で機会をいただけるのはありがたいことである。が、専門でもないし・・・。
◆とはいえ、これまで大歴でいろんな機会にやってきたことが、いろんな種を播くことになり、つながっていくことはうれしい限り。専門でない故に、素人的立場から、いまわかっているところをわかりやすく伝えるメッセンジャーになれれば、そういう役割として求められているなら、やろうかなと。
PR

岩屋山の墳丘がわかりませんかね~

◆難問です。明日香村の図と、奈良県の図と、方位も違うし、まあよくわかりません。奈良県の図 をベースに明日香村の図をあわせトレンチを落とし、いろいろやってましたが、住宅地図で見ると、石室は南面してません。かなり振れはある(10度)。奈良県の図の方位は真北でない。磁北だとこんなんなんですかね。
◆西宮の復元図を参考に、天井石部分を上段、羨門部の先端を中段とし、いちおうその下にももう1段あるとしました。玄室奥壁が墳丘中心でもあるのか、そのへんがわかりませんが、残存墳丘の状況からそう考えて、北側は折り返します。なかなか痩せ細った墳丘で、いまの等高線から多角形状だということは危ういかも。明日香村トレンチでのバラス残存状況から指摘されているようですが、いまの復元案のような8角にせよ、これを22.5度ふったものであれ、説明がつく位置ではない。まあ、しかし上段部相当の墳丘はそこそこ8角的か。下段があるかどうかも怪しいかも知れませんが、東北に残丘があって(逆?)、その間が溝状のようで、それからすると方墳ではしんどく、8角にしてみると、辺としてはいいのかなと。
◆段の塚の8角が南北東西に稜角が張り出す設定とされており、それが7世紀後半には方墳の隅落としの8角になるとされている。右の図は、古いタイプでないということになるので、そのへんがしっくりきません。

あそびで

◆新聞記事を見て、改めてグーグルで場所を確認してみました。そうすると、小山田遺跡の画像 は、なんと昨年の発掘中の写真です。シートがかかっていますが。で、その正方位との振れも確認できる。そうすると、西へ行ったところの墓地の高まりが気にかかる。方向はほぼ同じで、方墳らしい。こっちのがやや小さいか。

松井さんがなくなった

◆知りませんでした。昨日は3つ授業があったもんで、どっからか電話が入っていたのかも知れません。本日10日に帰ってきて新聞を見るまで知りませんでした。今日のお通夜に行くべきでした。明日、日中の告別式に行けないこともないのですが、木曜日は授業と研究会があり、考古の院生・学生に向き合う日で、これを優先することにします。
◆いつだったか、2年前くらいか、条里制研究会の委員会で奈文研に行き、終わって外へ出たら、松井さんが犬の散歩をしていたのにでくわし、研究室に誘われ、お茶をいただき、中国の学会の話を聞かせてもらったが、それが最後だったか。64歳は若すぎます。一匹狼的なところがあり、自力で道を切り開き、研究費を取り、機械を買い、分野を作っていった苦労はわれわれにはわからない。一方で、いろんな制約もありつつも、国立の研究機関に職を得て、やりたいことをやってこれたという面もあるのでしょう。めんどうみのいい人だったと思います。ぜんぜん人との間に壁をつくることもない。平城の若造との接点は日常的にはほとんどなかったが、研究の話をする時の語りで、熱意はよくわかりました。たぶん、山中先生とは気があうのでしょうね。山中先生もよく松井さんの話をしていたし、その山中先生が死んだことを最初に聞いたのは、上で書いた時の松井さんからだったと記憶します。
◆明日は行きませんが、こころのなかで、お見送りしたいと思います。

再度言う

◆防衛省予算は5兆円、100億円の無人探査機、何十億円かのオスプレイ、1000億円のイージス艦、そんなものには金を投入するが、国立大学の金は削ると。教育よりも武装が大事なんです。憲法第99条には、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」とある。解釈改憲について、憲法違反で訴えればいいのに。そういう国なんです。どうしてもホルムズ海峡で機雷除去をやったりしたいのです。中国や北朝鮮が脅威とあおり、情勢は変わっている、対応せなあかんと。外交努力をすれば5兆円浮きまっせ。戦争をしない、軍隊をもたない、人類史的な実験に挑戦すればいい。

それとピースのシンポ

◆7月11日です。文全協の講演会に行くことになっていたのですが、こっちかな~。

こんなシンポジウム

◆が開催されるようです。

考古研の同窓会開催案内

◆日曜に第3回目の幹事会に出かけました。現役の学生・院生も参加してくれました。うちのサテライトの談話室も日曜日は休みなもんで喫茶店でした。現時点で140名ほどの住所を把握しました。そう開催日は10月12日(祝)と決まりました。さてその案内文の文案もその日の午前中に作っておりました。ハガキで開催案内を出し、出欠返事は専用のメルアドを作り、そこへということにしたのですが、開催案内は結局はこちらがやらなあかん、ということ。毎日がサンデーの人にやってほしいものです。現役はそんなヒマじゃねえ、とそこはそうも言えず・・・。

宣化は即位した?

◆今日の授業で継体末年の話をする。宣化って何なんだ、と前からず~と考えているが、まあ即位してないんとちゃうかなと。安閑が535年にたぶん殺されたんだと思うが、宣化は蘇我と近くなりみたいな話を読んだことはあるが、積極的にそういえる根拠はあるんだろうか。鳥屋ミサンザイはしかし、即位してないとすれば大妃墓ともいえんわな。そうすると大兄墓。いかん、また循環してきた。
◆巨勢男人は大臣なんですね。市尾墓山は70m。大臣の墓はそれくらい?。断夫山や岩戸山や、七輿山はそれよりはるかに大きいぞ。
◆歴博の研究報告と、考古学研究の論文を書き始めました。歴博の研究報告は何を書くか、いまだに腰が据わってないのですが、ひとまず纒向石塚の報告書をぜんぶ読むところから始めました。考古学研究の原稿を書くために、鏡の専門家にご教示をいただいていますが、難解というか、まあついていけません。淮派とか呉派とか言われても消化するのは難しいのです。少しずつ、少しずつ、まあやってみましょう。

博物館実習で

◆理学部の資料を調べてます。2週間、共通教育の実験棟の標本類を調査して、だいたい終わった。 完全に終わったかどうか、各班の調書を点検し確認が必要。これ地球学科。今日は、二手に分けて、生物学科の研究室を調べる班と、地球学科の倉庫の調査に着手した。岩は重い・・・。生活科学にも問い合わせて、建築関係の模型などあると聞いていたような気もするが、実際に聞くとほとんどないと。
◆来週は、すこし目先をかえて、今度、大学史が移転する際、展示機能を強化しようとしており、ひとまず初代学長の恒藤恭の常設展示のプランを考えないといけないのですが、それを実習でやってみようと思ってます。日記とか、手紙とかスケッチとか、芥川書簡とか、主だったものを見せてもらい、展示予定スペース(いまの学長室ですわ)を確認した上で、展示プランを各班で考えてもらおうというもの。
◆またいずれ図書館にも突入しようかと。古文書とか絵図とか、江戸期の版本や稀覯本など、いまは図書扱いで入れてしまっているが、本来は貴重な資料として図書館の管轄でなくていいものもあるとのこと。そういう資料の存在を確認していくという作業。
◆まあ、そんなんで、調書を取り、写真を撮り、資料を把握するということをやっています。これ、こっちが大学ミュージアムを念頭にやっているのだが、博物館実習としても実践的訓練になると思ってやってます。履修生は、みなちゃんとやってくれています。今日のホルマリン漬けの魚はちと気持ち悪かった。

プラグイン

カレンダー

05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
8 9 10 11 12 13 14
15 17 18 19 20 21
23 24 25 26 27 28
29 30

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索