人を幸せにする人になろう

8月30日の総選挙

◆新聞に掲載されている週刊誌の見出しだけだが、以下。
◆週間現代   民主332 自民78(衝撃のドミノ倒し、だそうです)
◆週間朝日   民主280 自民?
◆週刊ポスト 民主261 自民160
◆アエラ     民主247 自民169 公明31 共産10 社民10(近畿民主23勝17敗)
◆解散から8月30日まで期間があることは良いことなんではないか。がっぷり四つ、でやればよい。ムードや勢いでなく、論点が出尽くし、様々な論評も出尽くし、その上で投票されることを望む。
◆得票はわからんが、結論は政権交代である。権力は腐敗する、交代していくのが当たり前。長期政権はよくない。望ましいのは中選挙区制度のもと、中小政党も支持される比率に応じて代議士がきちんと国会に送り込まれ、そうしたいくつもの考えの異なる政党間で、野合ではなく、その時々に連立し、政府を担うこと。ころころ変わって良い。それは不安定でも何でもない、支持を失えば、たちどころに政権を失う、それでよい、それが健全だと思う。いまの小選挙区制は、これには遠いが、とにかく交代、それでよい。


アエラ

◆カミさんが新幹線での読み物に買ったアエラがころがっている。衆議院議員選挙の予想の特集。パラパラめくる。あまりにも広告が多い。いまの雑誌って、そういうものなんだろうけど、講読売り上げでまかなえず広告をとらねばやっていけないのだろう。ブランドものの広告とか、見た目は、ANAとかの機内誌と変わりがない。これではだめだろうね。
◆週刊金曜日が購読料のみで、広告なしの週刊誌を出しているのは、やはりエライ。週刊金曜日を読んでいた者として、アエラを見たら、読むところもあるんだろうけど、広告にげっそりする。誌面がきれいで、気の利いた記事もあるんだろうけど、これはジャーナリズムではない。あくまで商業出版物ですよね。週刊ポストとか現代の方が、まだホネがあるんではないか。

讃岐・石棺(7月19日・20日)

◆走行距離687㎞。ひとまず行程表だけ。d3ed5f43.jpg65b6c437.jpg
◆8:00森ノ宮集合-鳴門西PA-(1)さぬき市(旧大川町)歴史民俗資料館-(2)冨田茶臼山古墳-昼食(うどん)-(3)龍王山古墳-(4)岩崎山4号墳-(5)津田の松原(琴林公園・資料館)-(6)鵜部岬-(7)赤山古墳〈石棺2〉-(8)さぬき市寒川図書館(奧3号墳の三角縁神獣鏡、奧10号画文帯神獣鏡2、森広遺跡の土器)-(9)さぬき市長尾支所(旧長尾町役場)(丸井古墳・川上古墳の遺物)-(10)高松茶臼山古墳-(11)香川県歴史博物館-(12)石清尾山(姫塚・ちっちゃいやつ・石船塚〈石棺1〉・鏡塚・北大塚)-高松市内泊-宴会
◆(13)瀬戸内歴史民俗資料館(赤山遺物)-(14)高松市歴史資料館-(15)石舟神社〈石棺未製品1〉-(16)浅野小学校侵入〈石棺1〉-昼飯(うどん)-(17)三谷石船古墳〈石棺1〉-(18)快天山古墳〈石棺3〉-(19)善通寺市市民会館(磨臼山石棺)-(20)善通寺市(郷土)資料館-(21)宗吉瓦窯(渡部明夫氏(館長)に再会・・・5月10日にオープンしたばかりだそうです)-帰途に就く-龍野西SA-21:50森ノ宮解散

働けど働けど、わが暮らし楽にならず

◆毎日、大学が閉まる22:00まで研究室にいる。22:00というより、昨日も今日も22:30だ。出勤は、日によって違うが8:30とか9:30とか10:00とかいろいろ。平均して10:00よりも早いと思うが、10:00として、一日12時間は大学にいて働いている。土日のうちどっちかは基本的に作業日で10:00-20:00は確実にいるので、週に70時間は働いている。
◆このあいだ勤務状況調査票を提出せよと言われた。これ、大学が公立大学法人になり、法人職員になり、労基署になんか出さなあかんらしい。これまで一切無視してきたが、つかまった。どういう調査かというと、1日7.5時間以上働いた日について、勤務時間を記入して提出しろというもの。日記があるので、真っ正直に書いてやった。つまりは土日も含め、大学に来た日は、これすべて7.5時間以上勤務なので、ほぼすべての日に記入してやった。なんか言うてくるかね~。
◆申し訳ないのは子供のこと。まあ、ほったらかし。だから、自分で飯を作り、洗濯をし、朝起きて学校へ行っている。胸を張ってこれも教育の賜物なんて言えないが、それなりにたくましくはなっている。接点は朝、そして弁当を入れてやること、とはいえ最近は、それもイチローの打率より低くなっているかも。最低のことはせな。
◆実際上の仕事の密度は、カミさんの方がもっと濃密に働かされているだろう。長くいること=働いていることでもない。集中力だろう。寝てることもある。
◆なので過労ということはないし、苦でもないが、しかし、時々、やる気がなくなる。今日もそうだ。朝から1限は1回生の演習、2限は卒論演習、3限は考古の研究会、4限は大学院演習、18:00から香川に出かける資料作りを学生たちとしていると、和泉市の人がやってきた。今日が考古資料編の打ち合わせであったことを完全に忘れていた。終了は20:00、それからもう一人の卒論演習、まあ木曜日はこんなんだ。そっから、ぼけ~。なんにもやる気がしない。疲れはてた。
◆なにか楽しみが欲しい。いまの楽しみは、ともかく来週、授業が終わること。夏休みだ。ほんとうは海外旅行にでも行きたい。プーケットでも、バリでも、サイゴンでも・・・、むろん仕事抜き。でも金もないし。なにか、ご褒美がほしい、人間だもの。よう働いたと。愚痴に終始したなあ。
◆いまは1時30分、バーミヤン国分店。23:00とかに家に戻って、それからバーミヤンで閉店の2:00まで仕事をするのが日課だ。
◆まあ、健康には気をつけなあかん。自分の問題だ。ある日、頭の血管が詰まって死んでもツマランし。肺ガンで余命半年ということになるかもしれん。

研究費がないままに・・・

◆研究科長裁量経費50万はもらえるだろうと思っていたのに、落とされた。これで松岳山とF市T古墳の今年度の測量は暗礁に乗りあげた。科研費がない身にとって、わずか50万がどんなにありがたいか。そうか、だめか。
◆いまは、大学の年間研究費20万、小沢科研分担金40万、高梨学術奨励金40万をやりくりしている。バイト代も11月分までしか確保できない。カミさんには内緒だけど(このブログを知っているので内緒にならないが)けっこう自腹も切っている。報告書も印刷代なんてないので、売って印刷費を払っている。完売を待ってもらうわけにもいかないので、立て替えもある。報告書を売って回収しなければならない。玉1の報告書代なんてないが、本文240頁の見積もりだ。なんとかインデザインで全部組み、印刷経費をおさえよう。けっこう、涙ぐましい努力をしているのです。
◆そんなわたしにとって、研究科長裁量経費の50万をどれほど渇望していたか。しゃーない。残る新産業創成研究に期待しよう。かなり高い競争率らしい。大学なんてこんなもんです。外部資金をとってこないと何にもできない。
◆まあ、なくても日常的な遺物整理は週1回続けているし、通いで測量くらいはできるが、それでもやっぱり基準点測量代は欲しい。まあええか。松岳山も、水準は前の柏原市のデータ、石棺のトップの高さから求め、座標は研究費がえられた段階であとづけで行こう。

和泉市史にまきこまれる

◆和泉市史、大阪市大日本史研究室は、和泉市史編纂発足から、まともにかかわっている。教員4名ともが委員。毎年、学生教育をかねて合宿調査もやる。これは2000年4月に赴任する前にスタートしている。考古は石部正志・広瀬和雄が委員だ。わたしはそこに市大に来たので、委員でなく専門調査員とかなんとか。なので、和泉市史の考古部門になんら責任を負いたくなかったし、距離を置いてきた。まあしかし、10年も和泉市で合同調査に関わり、おなじ地域を継続調査してくると愛着も生まれる。遺跡の豊富なところでもある。そして、石部先生はもう老齢で「任せる」というし、広瀬さんにはもはや期待ができない。なので、だんだん外堀が埋まり、実質的なことをせざるをえなくなってきた。今年度は池田編の原稿、来年はテーマ叙述編の原稿に組み込まれた。
◆そして、これは前から提案はしていたことだが考古資料編が動き出した。和泉市の文化財は弱体だと思う。まともな報告書はほとんどない。昨年の和泉黄金塚のシンポジウムで、「黄金塚を整備していこうというのはわかるが、いまの体制ではとても無理、若い実働可能な職員をとらないと、そんなことできない」と言った。この4月、定年退職者補充で1名はとったが、そこまでだった。どことも同じで、期限付き嘱託であとはまかなおうとする。しかし、和泉に来てくれる人はいないという。昨年度まで属託をやっているS君は、嘱託時のあまりの上司の無責任な仕事の押しつけに嫌けがさして、募集試験に応募しなかった。
◆そんな和泉市、未報告の山。和泉市にどんな遺跡があるか、まわりの人にはさっぱりわからん。だから市史編纂事業という予算がついている期間に、これまで掘りながら報告していないものについて、どんな遺跡があり、過去どんな調査がなされ、どんな遺構が出ていて遺物が出土しているのか、短くともまとめて考古資料編を出すことは、和泉市の場合は大いに意味がある。ただし、それをやるには、外部の大学人が数年で果たせることではない、お手伝いはするけれど、掘ってきた人が覚悟をきめて「やる」と決意しなければできませんよ、と言ってきた。そういう発言が委員会でもようやく取り上げられ、今年度になって動き始めた。5月に、文化財担当、石部先生、わたし、市史編纂職員で会議を開き、「やる」方向が決まり、遺跡のリストアップ作業にかかることになり、本日、第2回目の会議で、市史別編、A4版、200頁程度、といった基本線が固まった。遺跡のリストも出た。次は遺跡ごとに頁を割り振り、執筆者を割り当てていくことになる。
◆今年度に入り、いよいよ自分の調査とは別に、和泉市の調査もやっていかなきゃいかんかと、信太山周辺の首長墳および信太千塚の測量、和泉黄金塚の東博遺物の実測を考えるようになった。昨日の会議で、それも表明した。和泉大津高校の遺物整理は、わたしとしては躊躇していたのだが、それもやらされるハメになりそうな雰囲気だ。なんでもかんでもできはしない。しかし、考古資料編を出すから、こういう資料整備をしようといった前向きなことがどこまで進められるか、ほっといたら、あまりでてきそうにない。新しく入った新人に期待しよう。彼も、今日の会議を見ているだけでも、早くもモロモロを押しつけられている。
◆どういう距離感でいこうか。仕事をかかえこんで自分の首をしめることはすまい。市の文化財としてやるべきなのだ。ボランティアをやるほど暇ではない。和泉黄金塚も菩提池西も、自分が興味があるからやるのだ。
◆それとは別に、和泉の条里復元作業を市史紀要でやることになり、学生をバイトに雇ってもらって作業を進めている。これはこれで、古代の郷復元のためにやっている。これまでの古代史の郷理解とはまったく異なる結論が、数年前の池上の合同調査の時にえられた。奈良県は、大プロジェクトを組んで条里復元図の大著を世に出している。大阪は個別市史レベル。河内も摂津も面白いが、なんでもかんでもできない、まずは和泉だ。学生・院生1人づつ2人で、条里復元線をイラストレーターで描かせている。8月中くらいには終わるだろう。市史には小字を入れることはこっちでできないので、編纂室で地図に小字を入れてくれれば、それを仕上げることはする、と言ってある。

大阪市2015年度に財政再建団体へ

◆大阪市は2015年度にも財政再建団体に転落する見込みという。そうだよな、バスの運転手のなかに年収1000万円以上の人がいるというんだから。大阪市は組合が強く、過去、賃上げを認め続け、公務員の給料は全国でももっとも高い水準であった。舞洲の埋め立てなど、オリンピックをあてこんでの無用の事業を実施してきた。WTCしかり。互助会に会費のみならずベラボウな公費をつぎ込んできた。大阪市職員の福利厚生のために市民の税金がバラまかれてきた。むろん不況による税収不足が原因だが、これまでの組合とのなれあいがもたらした膨大な人件費は、当然、下方修正だし、それが他の自治体よりも落差が大きなものにならざるをえまい。当然、わたしの給料もさらに下がるのは自明。

陵墓懇談会に出席してきました

◆翌13日は東京・宮内庁。朝4:00起き。カミサンはこのところ、月曜の5:39JR柏原駅から神奈川に出勤する(これだと天王寺で乗り換えると、新大阪行きの快速に乗り継げる)。それでも勤務先では、まわりの者より早いのだとか。いつもは朝起こされ、柏原駅まで車で送るのだが、こっちも東京、12:00に明治大学に行けばよいのだが、同行する。
◆そっからがたいへんだった。JR高井田ではなく柏原に行くのは理由があるのだが、この日、車で送っていくわけではないので、歩いていこうと提案。5:00にでれず5:05に。けっこうな距離でぎりぎり間に合った。柏原市役所のところが、大和川付け替えによる屈曲部になっていて、旧長瀬川沿いにいまでも細い流路があり、そこを北上する。dc9f0e2f.jpg「あんたのギリギリ人生にはつきあいきれん」と怒られる。
◆途中、富士山が見え、頂部に雲がかかっていた。カミさんは新横浜で降り、わたしは東京に向かい、お茶の水駅に降り立ち、喫茶店に入る(09:31)。で、この日の質問事項をまとめる。
◆12:00事前打ち合わせ、だいたい、いつものメンバー。懇談会は15:00。約1時間半。この時のメモをまとめておかないと記憶も定かでなくなるが、先延ばしにしている。
◆今年はコナベを掘る。奈良市が昨年の堺市のようなことはできないにしても、なんらかのアクションを起こしてほしいが、宮内庁には、地元に声を掛けて時々見に来るといった関係ではなく、成果発表は共同でやるとか、そういう形にしていただけないか、とお願いした。また、コナベは百舌鳥御廟山と同じく陵墓参考地、宮内庁管理地は墳丘部のみで濠は入会地だ。水を引いて調査している時に、立ち入りに了解はいるだろうし、宮内庁は危険だから侵入禁止にするのかもしれないが、干上がった北側から入り、宮内庁の土地の外から現場を見ることはできる。自分がそうするというのではなく、奈良市が、宮内庁にお願いして、一般見学を開催しようと思えばできるのだ。さて、どうなるだろうか。


高井田から高安山へ

e36b342c.jpg◆7月12日は完全フリー。またカミさんと、今度は家から歩き、高井田から山に入り、高尾山経由で高安山へ向かう。山道がわからなかったので舗装道路を上る。けっこう車が通る。三郷町の信貴のどか村でビールを呑み、高安山へ向かう。南畑の西のへりだが、こんなところかと思いつつ・・・
◆こっちは、別途、古代高安城の探索を目的としていたのだが、カミさんには伝わっておらず、提案は却下され、不機嫌なままケーブルで下る。次は生駒山系でも生駒山の北を行こう。前から飯盛山には登りたかった。河内最大の山城である。信貴山口から河内山本には出ず、「おゆば」まで歩く。恩地川沿いを南下1bab3028.jpgするが、川には鯉がうようよ。鯉というのは、どんなに汚いところでもOKで、自宅前の汚い原川にもいるのだが、この八尾の恩地川沿いはなかなかよい。両側に柳があり、川も適当な大きさで、静かな住宅地の中を流れ、なかなか涼しげである。「おゆば」に着いたのは13:00頃、さすがに客はまだ少ない。散髪をしてから風呂に行き、ゆっくりとする。
◆息子と八尾のアリオで待ち合わせをしていた。3人で(娘は淡路合宿)めし。韓食屋に行こうとしたのだが閉店していた。それから買い物。うちは、カミさんは買い物嫌い、わたしは大好き、いつも「あんたはオバサンやから」と言われる。けっこう買い物をして散財した。

夏です

◆梅雨明けしたんとちゃうの。めっちゃお日さんが照りつけています。今日は暑い!(7/14)気象庁の言うとおりだった。そのあと梅雨明け前の豪雨(7/21)。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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