人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
はははしもと
◆リバティについて書いたが、昨日ぐらいから、らしいが、ピース含めて、橋下市長が近現代史博物館?を作ると、そう
いう構想をぶちあげている、という連絡が入った。返ってきて新聞を読む。近現代史が疎かにされている、いろんな考え方を並記し考えさせる、そういう言い方は賢いのだろう。が、実態は、「新しい教科書をつくる会」のメンバーなどを入れて、橋下構想にそって新しい施設をどういうものにするか検討する、すなわち、いまのリバティやピースは偏っていて、自虐史観だと、「つくる会」の主張のようなものを入れなければならない、入ってくる、というわけだ。
◆そりゃ両論併記ではなく、確実に「つくる会」のような考えを公式に導入するということだ。われわれの常識からすると、例えば戦争の加害者責任があるといっても、さまざまな考え方の幅がある、だが侵略戦争であって、そういう日本がダメダメだという立場から、そういうことを十分自覚して謙虚にならんといかんとか、そういう幅はあるだろうが、しかし先の戦争でとくにアジアにおいて甚大な被害をもたらしたという認識は、よほどの右寄りでない限り共有できる事実である(なぜなら、そうしたことは日本列島で生じたのでない、中国大陸で生じたこと。なぜ日本軍が中国にいるのか、その1点で弁明は不可能である)。それに対して、「つくる会」に賛同する意見は、あなどれないが、それほど多くの支持を集めているわけではない極論である。それを並べるというのは、99:1を50:50にするという意味である。
◆大阪歴史学会の代表委員から電話があり、要するにレッカキョウとも足並みをそろえつつモノ申し、こうした動きに反対していかなければならないと。2008年、大阪府の博物館の時を思い出す。あれから4年、今回は、実働部隊は別にいてくれるであろうが、やはり戦わなければならないだろう。前と違うのは、文化施設に投入している予算に対して入館者などの効果は見合っているのか、廃止もありだ、減額する、というのではないことだ。弥生博や近つの問題とは違う。費用対効果を問うとしても文化施設としては認めている。今回はそうでなく、近現代史の博物館?構想というのは、まったく市長の思想信条に直結し、自分としてカクアラネバナラナイという問題意識をもっていることだ。だから、強烈に事業を進めるだろう。
◆自分の考えに沿ったものを、可能なら任期中に実現させるといった決意に現れているように、もうかっているかとか、金かかりすぎなんとちゃうというのとは性格が違う。いまのはアカン。こういうものを作らなアカンという考えが明確な分、それを推進する意志は強く、公的発言とはウラハラに、あまり聞く耳もたずに「こういうものを」という指示を飛ばすに違いない。抵抗運動に取り組まなアカンと覚悟せねばならないだろう。
【追記】維新タイムズというヤツが新聞折り込みで入っていた。
◆そりゃ両論併記ではなく、確実に「つくる会」のような考えを公式に導入するということだ。われわれの常識からすると、例えば戦争の加害者責任があるといっても、さまざまな考え方の幅がある、だが侵略戦争であって、そういう日本がダメダメだという立場から、そういうことを十分自覚して謙虚にならんといかんとか、そういう幅はあるだろうが、しかし先の戦争でとくにアジアにおいて甚大な被害をもたらしたという認識は、よほどの右寄りでない限り共有できる事実である(なぜなら、そうしたことは日本列島で生じたのでない、中国大陸で生じたこと。なぜ日本軍が中国にいるのか、その1点で弁明は不可能である)。それに対して、「つくる会」に賛同する意見は、あなどれないが、それほど多くの支持を集めているわけではない極論である。それを並べるというのは、99:1を50:50にするという意味である。
◆大阪歴史学会の代表委員から電話があり、要するにレッカキョウとも足並みをそろえつつモノ申し、こうした動きに反対していかなければならないと。2008年、大阪府の博物館の時を思い出す。あれから4年、今回は、実働部隊は別にいてくれるであろうが、やはり戦わなければならないだろう。前と違うのは、文化施設に投入している予算に対して入館者などの効果は見合っているのか、廃止もありだ、減額する、というのではないことだ。弥生博や近つの問題とは違う。費用対効果を問うとしても文化施設としては認めている。今回はそうでなく、近現代史の博物館?構想というのは、まったく市長の思想信条に直結し、自分としてカクアラネバナラナイという問題意識をもっていることだ。だから、強烈に事業を進めるだろう。
◆自分の考えに沿ったものを、可能なら任期中に実現させるといった決意に現れているように、もうかっているかとか、金かかりすぎなんとちゃうというのとは性格が違う。いまのはアカン。こういうものを作らなアカンという考えが明確な分、それを推進する意志は強く、公的発言とはウラハラに、あまり聞く耳もたずに「こういうものを」という指示を飛ばすに違いない。抵抗運動に取り組まなアカンと覚悟せねばならないだろう。
【追記】維新タイムズというヤツが新聞折り込みで入っていた。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。