人を幸せにする人になろう

2023年9月18日 旧美杉村4

◆ウィキによれば、「歴代の当主は一志郡の多芸城(霧山城)を居城とし、多芸御所と呼ばれた」 とある。あれ本拠地はまた別かと思ったが、「たぎ」、多気、やっぱりここなんですね。山城には登らなかったが。で、いまは北畠神社というのがあり、その場所が城館跡のようで、発掘調査も神社本殿等を避けた範囲で行われているようだ。16世紀前半の石垣とか、礎石建物とかが見つかっており、神社の境内地の何か所かに説明看板がある。90年代後半の発掘調査で盛り上がり、ふるさと館の建設まで進んだのだろう。が、おそら く館の本体は社殿と重なっており、全体の様相はわかっていないようだ。また、避けて入れた調査区で検出した遺構についても、神社地なので城館として整備できないようである。これはこれで、現存する神社に守られて地下に残っていくというのでよいのだろう。
◆ここの場合、庭園が残っている。細川高国が作ったのだとか。16世紀までの城館に附属する庭園として国指定名勝となっている。おそらく城館がなくなった時、庭園も庭園跡に変じたものの、池の景石や築山などがそのまま残り、パンフレットでは読み取れないが、それをどこかの時点で(神社ができた時?、もっと最近?)再興したのではないだろうか(300円)。

プラグイン

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
6 7 8 9 10
12 14 15 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索