人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
もひとつ新聞から
◆最近はトンと政治には関心がなくなった。どうでもよい、勝手にどうぞ。とはいえ、いまの日本国の制度では、この仕組みでしかモノゴトは変わらないわけだから、そうも言っていられないが。たとえば憲法で、納税者は、納税時に使途を指定する、原則はその枠内でしか予算配分されない(むろん流用枠は必要でしょう)ということが規定されていれば、あとは各省庁のなかでの配分の問題となり、大枠は納税者が決定するのであり、「あとは考えて」ということもありだが、いまはそうは行かないという意味。
◆本題。3日水曜日の朝日朝刊の、尖閣で何を慰めたのか、という記事が面白かった。山谷えり子などの、自民の領土を守れ、と声高に叫ぶヤツラが、それだけにしとけばいいのに、尖閣での慰霊ということを一枚入れようとして、遺族に蹴られた話。でウソをつく。考えてみれば、この世でもっとも正々堂々と平気でウソをつくのは国会議員などの政治家でしょうね。そういう人たちが、教育行政も担うのかと。うまくウソをつけるようになると、国会議員になれますよ、ということを子供たちは学ぶのであろう。
◆ウソも方便というのもむろんあろう。だけど、やっぱり何を考えているのか、どこまで真剣に考えているのか、ということは言葉の巧みさではなく、語りに現れよう。美辞麗句はいらない、この人はこういう問題をこう認識し、なんとか改善したいと思っているんだな~、と、それは伝わりますよね。たとえば自民党総裁選。候補者がテレビに出てきて話をしてましたよね。誰が見ても、顔はともかく、石破氏が自分がどう考えているかを、わかってもらおう伝えようとしていたと思いませんか。意見の違う部分はあったとしても、この人は信頼できるな、平気でウソをつく人種とは違う、ということはわかる。
◆本題戻り。尖閣列島戦時遭難者遺族会会長のこの記事は、いろいろ考えさせてくれる。国境の島だからこそ、守るのではなく、開いていった方がいい、実に鮮やかですね。今年の慰霊祭で、石垣市は国に頼らず、東京都の下請けなんかやらずに、アジア各都市と「外交」すればいいと挨拶したというのも、まったくそうだろう。来年3月に新しい石垣空港ができ、上海や台湾やソウルとの直行便就航が期待されていたのに・・・、という言葉も切実。石原や国はどう責任取るんだ。八重山の東アジアのなかで息づいていこうという、まっとうな希望は、ずれこみ、へたをすれば閉ざされるかもしれない。
◆きわめつけは、領土の問題は主権を守るためだという問題。だったら米軍基地はどうよ、日米地位協定はどうなんだ、という言葉は重い。国の安全保障の前に、国民主権は侵害されるということだ。国が主権者でなく、国民が主権者なんですけどね。オレは、日米安保堅持よりも、日米安保の枠を解消し(国軍を復活させるという意味ではむろんないですよ)、在日米軍を撤退させ、対等な形でアメリカや韓国などと、安全保障上の協定を必要なら、改めて結べばいいと思っている。
◆本題。3日水曜日の朝日朝刊の、尖閣で何を慰めたのか、という記事が面白かった。山谷えり子などの、自民の領土を守れ、と声高に叫ぶヤツラが、それだけにしとけばいいのに、尖閣での慰霊ということを一枚入れようとして、遺族に蹴られた話。でウソをつく。考えてみれば、この世でもっとも正々堂々と平気でウソをつくのは国会議員などの政治家でしょうね。そういう人たちが、教育行政も担うのかと。うまくウソをつけるようになると、国会議員になれますよ、ということを子供たちは学ぶのであろう。
◆ウソも方便というのもむろんあろう。だけど、やっぱり何を考えているのか、どこまで真剣に考えているのか、ということは言葉の巧みさではなく、語りに現れよう。美辞麗句はいらない、この人はこういう問題をこう認識し、なんとか改善したいと思っているんだな~、と、それは伝わりますよね。たとえば自民党総裁選。候補者がテレビに出てきて話をしてましたよね。誰が見ても、顔はともかく、石破氏が自分がどう考えているかを、わかってもらおう伝えようとしていたと思いませんか。意見の違う部分はあったとしても、この人は信頼できるな、平気でウソをつく人種とは違う、ということはわかる。
◆本題戻り。尖閣列島戦時遭難者遺族会会長のこの記事は、いろいろ考えさせてくれる。国境の島だからこそ、守るのではなく、開いていった方がいい、実に鮮やかですね。今年の慰霊祭で、石垣市は国に頼らず、東京都の下請けなんかやらずに、アジア各都市と「外交」すればいいと挨拶したというのも、まったくそうだろう。来年3月に新しい石垣空港ができ、上海や台湾やソウルとの直行便就航が期待されていたのに・・・、という言葉も切実。石原や国はどう責任取るんだ。八重山の東アジアのなかで息づいていこうという、まっとうな希望は、ずれこみ、へたをすれば閉ざされるかもしれない。
◆きわめつけは、領土の問題は主権を守るためだという問題。だったら米軍基地はどうよ、日米地位協定はどうなんだ、という言葉は重い。国の安全保障の前に、国民主権は侵害されるということだ。国が主権者でなく、国民が主権者なんですけどね。オレは、日米安保堅持よりも、日米安保の枠を解消し(国軍を復活させるという意味ではむろんないですよ)、在日米軍を撤退させ、対等な形でアメリカや韓国などと、安全保障上の協定を必要なら、改めて結べばいいと思っている。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。