人を幸せにする人になろう

テラス面の石敷

◆これも今回、話題になったが、こっちにしてみれば、テラスが礫敷なのは当たり前、と思っております。玉手山1号墳・349f76ac2.JPG号墳・7号墳、すべて石敷です(9号墳も松岳山も)。右に玉1を掲げます。この写真よく見てくださいね。くびれ部に白色円礫が敷いてあるのですよ。白色円礫敷となると櫛山には負けるけども、こういう使い方をしていることが確認できた事例として貴重だと思いますよ。かつ、7号墳には墳裾にも礫敷がめぐる。3号墳でもたぶん。
◆そして桜井茶臼山でもそうだろうと判断した。報告文の各所で所見がえられたところに書き、最後まとめのところにも書いておいた(『桜井茶臼山古墳の研究』〈大阪市立大学日本史研究室考古学研究報告〉第2冊、2005年、42頁)。そしてメスリ山古墳でも、こっちはテラス面は推測だが、墳頂については礫敷だろうとした(『メスリ山古墳の研究』〈大阪市立大学考古学研究報告〉第3冊、2008年、20頁、62頁)。
【追記】昨日の検討会のあと、何人かの記者さんと話をしたが、うち1人が「玉1に行ってました・・・」。竹内君だった。いや~、そう言われると思い出した。ごめんな。以上、うちの発掘の宣伝をいろいろさせてもらいました。
 

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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