人を幸せにする人になろう

ニサンザイ続き

◆布堀の掘形を穿ち、埴輪を据えるのでないという、ひとつの手法が確認できたと。御廟山もそうらしい(ちゃんと読みます)。その前は基本は溝を掘る。それが5世紀半ばを転換点に据え方が変わるのかも。これ重要な事実ですよね。そうすると、それは、どこまで据える以前に表面を調整しておき、埴輪をいかに据え、そして埋め込むのか、これだけの良好な調査事例なだけに、そこでじっくりと手術をし、ブラックジャックばりのオペをやり、手法を復元する、くらいのことをやってほしい。調査途中で、そういうことがわかってきたなら、そこを確実に明らかにする試みをやってほしいもの。調査って、そういう試行錯誤をやるもんですよね、学術調査の場合。予定している調査箇所をなるべく掘り上げようとする、が、出方によっては手間がかかるし、上に挙げたような、この現場で勝負しておく課題も生まれる。壊れる遺跡ではない。予定期間はあるにしても、期間内で掘り上げることが至上命題ではないはずだ。
◆とかいったことを本日、考えておりました。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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