人を幸せにする人になろう

近つの原稿を出す

◆大阪市の会議を終えて、13時過ぎに大学に戻り、昨日までで80%まできていた原稿の仕上げにかかる。終わ52699879.jpgった・・・。関本さんにメールしたのが19:50。電話がかかってきて10分以内に送信できるか、とのこと。20時に印刷屋と約束していたのだろう。これがほんとのリミットだったという。10分前、滑り込みセーフというところである。セーフなのかアウトなのかは知らないが、これで原稿落ちは、おそらくないだろう。
◆大きめの仕事がこれでまたひとつ済んだ、ホッ。
◆今回の原稿を書くために、『玉手山古墳群の研究Ⅴ』の諸論考を呼んでいたが、やっぱりこの5年間は実に画期的でしたね。むろん細部や細部でない点も含め意見の不一致はあるが、大局的な動向はおおむね共通理解に結びついたのではないか。安村さんと鐘方さんはほぼ一体、河内さんはちょっとだけ違い、オレはけっこう違うがそれでも大局は違わないと思う。それに比べると下垣さんは、かなり意見が違う、といった距離感になる。
◆書いてみて、1号墳の埴輪が薄いことをどう考えるか、が分かれ目ですね。円筒埴輪の筒部径やタガの高さに7号墳と差はない。水掛け論になるので、あんまり言及はしなかったが、例えば、鐘方さんは、玉手Ⅰで、Ⅰ-4は三角形の千鳥が基本と書いている、これ7号墳にぴったりですやん。Ⅰ-5では長方形の透かしが入ってくると、これ1号墳にぴったりですやed9173a6.jpgん。鐘方さんの前期の編年がひとつのスタンダードだろうが、それにしたがえば7→1なんですけどね。前にも書いたが、3号墳の整理を通して、3に7が直続すると言えると見込んでおり、これが意見の相違を埋めるための次の段階になるだろうと思っている。
◆いまの結論の図を挿図として作ったので掲げておく。ひとつ忘れていた。で、松岳山古墳の墳丘はどうなんよ、という点だが、沈黙した。やっぱり五社神にいちばん類似するのだが難問、○○型と言えないまでも、それが難しいという断りをどこかに書いとかなければと思っていたが、忘れてた。まあ、講演会までに、もうちょっと勉強しましょう。ちなみに、松岳、紫金山も太くよく似ている。
◆次は季刊考古学・・・、とはいえ7月号なのでまだ大丈夫だろう。優先順位としては、次は『市大日本史』の編集でんな。
 

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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