人を幸せにする人になろう

集団的自衛権も

◆かつて検討した4類型に、新たに5つのケースについて、集団的自衛権の行使としてよいか、を議 論しているという記事。ちゃんと調べなあかんが、もう疲れた。
◆Nさんの論文を思い出す。「いかに他の状態でありえたか」。いまは1931年あたりに対比できるのかもしれない。軍部が満州事変を起こし、政府は拡大を止めようとしたが、歯止めがきかず、満州国建設に進み、世界から孤立し、やがて日中戦争へと突入する・・・。「いかに他の状態でありえたか」という言葉はもっと味わい深いものなのだが、例えば、上のように、分かれ目において、結局は押し流されそれを認める意志決定をし、あとは引き返せない。そういう累積が、広島・長崎、都市部の空襲による壊滅を結果した。
◆教育委員会制度をやめる、集団的自衛権を憲法改正をしないで解釈で合憲にする、解雇特区などの信じられないことを進める、放射能がだだ漏れでも制御できているとシラ~と平気でウソをつき、なんだっけ、日本の農業を守ると公約しながらTPPを押し切られてもしゃーないと、これまた平然と約束を破る。そうした意志決定の累積が、日本をどこに導くのだろうか。再び悲劇に終わったとき、例えば国債が暴落したとき、「他の状態でもありえた」のに、と後悔するのだろうか。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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