人を幸せにする人になろう
- 日々の雑多な感想や記録を書き留めていくことにします―2008年6月~―
2023年3月22日、野方遺跡
早良平野の西端、脊振山地北東部の叶岳東麓にある標高17 - 22メートルの扇状地に位置する。伊都国の所在地と推定される現在の糸島市域と、奴国の所在地と推定される現在の春日市周辺との中間部に位置し、交通の要所であったと考えられている。
1973年(昭和48年)に野方台団地の造成中に高校生が発見し、同年8月から翌1974年(昭和49年)1月にかけて福岡市教育委員会による発掘調査が実施され、遺構の集中している遺跡中央部の21,130.63平方メートルが国の史跡に指定された。
遺構としては長径約100メートルの楕円形の大きな環濠、一辺約25メートルから30メートルの方形の小さな環濠、竪穴建物跡94基、甕棺墓3基、土坑墓1基、木棺墓1基、箱式石棺墓10基などが検出されている。弥生時代には上記の大小各1か所の環濠から成る環濠集落が形成され、大きな環濠の内側には約10軒の竪穴建物が建てられ、小さな環濠の内側には高床倉庫が建てられていたと推定される。環濠からは土器・石器・鉄器・貝・魚骨・獣骨などが出土している。古墳時代には弥生時代の環濠は埋められ、住居と墓地を分けた集落が形成され、約100棟の竪穴建物が建てられていたと推定される。古墳時代の墓地の箱式石棺墓・木棺墓から副葬品として中国製の獣帯鏡・内行花文鏡や鉄刀・管玉・ガラス玉などが出土している。
発掘調査終了後、遺跡は1989年(平成元年)から整備されて公園となり、1991年(平成3年)に野方中央公園として開園した(所在地:福岡県福岡市西区野方5丁目11番地)。公園では環濠跡が復元されているほか、公園の一角には野方遺跡住居跡展示館が建設され、発掘された住居跡や出土品の一部が展示されている。
2023年4月10日、中之島
◆大阪城残念石を使った、巨大な「木邨(村)重成碑」があるのをご存じですか。木村重成が何者かは、各自、調べてください。なぜあんなものがアソコにあるのか。なるほど!。「豊国神社があったから」なんですね。でも、その碑を建てたのは明治?の大阪府知事。それについても逸話がある。
◆豊国神社は、中之島の土地利用から一度移転し、再度、大坂城内へ移転する。そもそも豊国神社は、いつだれが作ったのか。以下、ウィキ。
中之島での創建
1868年5月(明治元年閏4月) 明治天皇により、大阪裁判所(大阪府の前身)に豊臣秀吉を祀る「豊國神社」建立の御沙汰がある。京都・豊国神社の大阪別社として創建され、1879年(明治12年)11月18日 社殿落成、同12月28日正遷宮祭した。秀吉ゆかりの大阪城は陸軍省の所管だったため神社を建てることができず、北区中之島字山崎の鼻(現・大阪市中央公会堂がある所)に創建、鎮座した。1891年(明治24年)12月、東隣りに中之島公園が開園し、1904年(明治37年)3月には西隣りに大阪府立図書館が開館する。1912年(大正元年) 中央公会堂建設のため、図書館の西隣りへと遷座する。1921年(大正10年)、京都・豊国神社から独立し府社に列格する。
1兆円をつぎこむIR
◆疑問だらけの施策。が、維新の府知事と市長を選出する府民・市民は、それを承認したということ。もっとも、この件では、住民投票にかけるべき案件だろう。なにせ1兆円でっせ。決めたことに邁進・・・。それ、橋下君がきらったことではないのか。つまりは、それほんとうに公共がやることなのか、そこから精査せえ、という趣旨ではなかったか。
◆ああ、それでも、これを阻止できないわけだ。
2023年4月18日、博物館概論2
◆地教行法が、第23条(職務権限の特例)で、条例により、「図書館、博物館、公民館その他の社会教育に関する教育機関のうち当該条例で定めるものの設置、管理及び廃止に関すること」は、首長権限に移すことが可能となる(文化財保護もだが)。「特定事務」というそうだ。
◆社会教育法では、これらが社会教育施設であるという位置づけに変わりはないが、地教行法の改正で、先の条例にもとづき首長が執行するとした博物館は、教育委員会の所管でなくなる。これを承け?博物館法の公立博物館の章では、「教育委員会の所管に属する」という文言が消える。首長部局が所管する博物館類似施設が、どれだけ登録に移行するのでしょうか。
◆来週はまた、2021の社会教育調査データで、最新のものに更新しないといけないな~。しんどいこっちゃ。が、この博物館概論、昨年度から学芸員課程が運営委員会体制になり、この2023年度は主担だが、2024年度からは交代予定で、概論の担当でなくなる。チト寂しい気もする・・・。
◆社会教育法では、これらが社会教育施設であるという位置づけに変わりはないが、地教行法の改正で、先の条例にもとづき首長が執行するとした博物館は、教育委員会の所管でなくなる。これを承け?博物館法の公立博物館の章では、「教育委員会の所管に属する」という文言が消える。首長部局が所管する博物館類似施設が、どれだけ登録に移行するのでしょうか。
◆来週はまた、2021の社会教育調査データで、最新のものに更新しないといけないな~。しんどいこっちゃ。が、この博物館概論、昨年度から学芸員課程が運営委員会体制になり、この2023年度は主担だが、2024年度からは交代予定で、概論の担当でなくなる。チト寂しい気もする・・・。
2023年4月18日、博物館概論
◆昨年度の前期、資料保存論の第15回をやることになり(予定外)、保存論とは関係ないが、博物館法改正の資料を作り、ネットに上げて、これを見ておけ、というクリアの仕方をする。ネタは、『ヒストリア』4月号のSさんの書いたもの(文化庁のWGのメンバー)。いろいろと勉強になりました。授業でしゃべったわけではないが、レジュメにひととおりまとめるとなると、ちゃんと読み込みが必要なので。
◆それで今期の博物館概論の第2回目が今日で、博物館関係の法律なのだが、法律が変わったので、資料を作り直す必要がある。去年は、既に法改正は可決されていたが、前年のままでやった。さすがに今期はということで・・・。地教行法も変わっているし、社会教育法も変わっているし、博物館法も施行規則も・・・。昨日、帰りがけにひととおりファイルを準備するも、やはり家では勉強しません。今日の3限の準備が終わってから着手し、なんとか作り上げる。パワポまで変更が行き届かず、資料に即しての説明となった。
◆登録の設置者要件がなくなった、というのがもっとも大きい変更点。文科省が施行規則で定める基準をもとに、都道府県・政令市が、体制や職員や施設といった項目ごとに基準を決め審査する。大阪府の基準を手に入れなあかんな。都道府県の権限が強化されたイメージ。それまでと違い、明文化された基準に即して審査がなされる。報告も義務付けられ(管理強化)、是正勧告や命令、取り消しも書き込まれた。で、施行規則も大きく変わり、望ましい基準にあったようなことが盛り込まれてきているような印象を受ける。望ましい基準はさわらないのだろうか、と思うが、よく知りません。
【追記】施行は23年4月なんですね。それと5年間のうちに、現登録施設も、相当施設も、再登録、再指定がなされるようだ。こりゃ大変ですね。これにより類似施設が登録に向かうのか、この先、5年後には、登録・相当・類似の比率が大きく動くかもしれませんね。
◆それで今期の博物館概論の第2回目が今日で、博物館関係の法律なのだが、法律が変わったので、資料を作り直す必要がある。去年は、既に法改正は可決されていたが、前年のままでやった。さすがに今期はということで・・・。地教行法も変わっているし、社会教育法も変わっているし、博物館法も施行規則も・・・。昨日、帰りがけにひととおりファイルを準備するも、やはり家では勉強しません。今日の3限の準備が終わってから着手し、なんとか作り上げる。パワポまで変更が行き届かず、資料に即しての説明となった。
◆登録の設置者要件がなくなった、というのがもっとも大きい変更点。文科省が施行規則で定める基準をもとに、都道府県・政令市が、体制や職員や施設といった項目ごとに基準を決め審査する。大阪府の基準を手に入れなあかんな。都道府県の権限が強化されたイメージ。それまでと違い、明文化された基準に即して審査がなされる。報告も義務付けられ(管理強化)、是正勧告や命令、取り消しも書き込まれた。で、施行規則も大きく変わり、望ましい基準にあったようなことが盛り込まれてきているような印象を受ける。望ましい基準はさわらないのだろうか、と思うが、よく知りません。
【追記】施行は23年4月なんですね。それと5年間のうちに、現登録施設も、相当施設も、再登録、再指定がなされるようだ。こりゃ大変ですね。これにより類似施設が登録に向かうのか、この先、5年後には、登録・相当・類似の比率が大きく動くかもしれませんね。
2023年4月15日、丹波焼博物館
◆運び込んだ後、丹波焼(現代でいえば立杭焼)の旧今田町へ行く。焼き物関係の施設、展示や体験施設のあるところ(「丹波伝統工芸公園 立杭陶の郷」)で昼を取る。そのあと、焼き物を販売しているところを覗き、いくつか購入。
◆で、県立の博物館施設「兵庫陶芸美術館」(2005年開館)へ。18時までで、1645に受け付けに到着したが、15分待てば夜間料金となって半額とのこと。施設内をうろうろしたあと、17時から閉館近くまで企画展を観覧。丹波焼の勉強をしました。
◆そこから高速道路で土日だと、ほぼ1時間で家に帰りつく。
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プロフィール
HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。