人を幸せにする人になろう

いや~びっくりした

◆夕刊を読んでいると、大阪地裁の不動産入札公示が出ていた。最近は差し押さえ物件が増え、けっこういい物件が安価に入手できる機会となっている、というのは前から聞いている。この公示の物件の多さは、そのまま不況を反映しているとも言える。今日のは新聞1面全体にかなりの件数出ている。
◆だが、不動産を購入するほどの金もないので、じっくり見ることもない。が、今日は目に付いた。個々の物件の下に「埋蔵文化財包蔵地」とある。物件が遺跡の上にあれば、土地を購入して家を建てようというとき、その手続きが必要だし、場合によっては発掘調査が求められることになる。そういう物件であることを公示の際に表記する、ということがされているのだ!。購入者はその条件も含めて入札するかどうか判断するわけだ。
◆いや~、そういうことになっているのね。これはこれで進歩なんでしょう。そうした情報が公表されていないことで、あとあと問題が生じる場合が起こりうるのだから。「埋蔵文化財包蔵地」、そりゃ裁判所だから法律用語を用いることは仕方がないが、いずれにしても、こういう公示に注意して不動産を取得しようとする人は、自ずから埋蔵文化財包蔵地がなんたるかを知ることになる(それを知った上で購入し家屋を建築しようという場合はもちろん)。それだけでも、これはいいことであろう。

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雲楽
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性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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