人を幸せにする人になろう

ことのついでに

◆大阪城に公園駅側から入ると、いやとにかく青屋門側から入ると、東内堀は確かに迫力 がある。この石垣の陰影図を作るにはどうしたらよいだろうか。
◆大阪城はとにかくデカいので、石垣といっても、ぜんぶ観察しようとしても、なかなかできない。普通は、出入りする途中に見えるものを眺めているだけである。前に、1枚の写真を撮るのに2時間くらい、この東内堀をうろうろしていたが、ほんとはそれくらいかけて観察しないと、顔が見えてこないのだろう。もっとも、その時はあくまで写真が必要だからやったのであって、石垣を観察したわけでもない。大阪城の石垣のツラがわかっている人は、ほぼいないのだろう。
◆1期から3期の時間差や、大名による差など、学問的にやろうとすれば、途方もない観察時間がいるし、写真とメモではしんどい。やはり資料化された石垣の図を作るのが重要。とはいえ対象はでかく、ぜんぶいっぺんにとなると、結局は整理しきれなかったりもするだろう。効率的に、どのくらいの水準の図を作るか、そして南内堀→東内堀と、区切りをつけながらやっていくしかない。なにより研究費を取ってくることが大事、という根本問題もある。まじめに研究費を取りに行こうと、考えつつある。
◆どうやるか、ドローンによる写真撮影とフォトスキャンでのマッチング、それと現地での基準点 測量の組み合わせ、というのがいちばんいいかも。前に本丸500分の1作成業務を出したとき、地上レーザースキャンなわけだが、試しに天守台の1/100陰影図を作った。まあ、もひとつ前に刻印まで出るようなスキャンをやってもらった精度は出ないが、ひとまず石垣をとらえるには一定十分。それが右。やっぱり、こういう図があるからこそ、積み上げの書き込みとか、隅の処理の仕方とか、といった作業が可能となる。
◆が、内堀となると距離が離れている。また地上レーザーで、この天守台でも、石垣の上の方は見上げになって、データそのものもよくないんだろう。陰影図になっても白っぽい。やはり写真かなと。ドローンだと高いところも、いろんな角度からの写真が撮れる。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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