人を幸せにする人になろう

へんな記事

◆纏向遺跡の桃がC14年代測定され、135年から230年のなかにあるとわかったという記事。夕刊に 載り、翌日朝刊に追いかけ記事も出た。なぜ、頭に纏向遺跡が3世紀初めから4世紀初めと明記するのか。大型建物がなぜ3世紀前半と決まるのか、決まっているなら桃の年代測定などやる必要がない。これは記者の書き方の問題です。不適切です。
◆邪馬台国の年代が3世紀前半というのも、何を言っているのかよくわからん。卑弥呼の在位が3世紀前半で、居所がヤマト国だとあるわけで、そのヤマト国が3世紀前半にできて、3世紀後半になくなるわけではない。これも書き方が悪い。正確ではない。
◆本質の話。紀要は見ていないが、12個の年代がおよそ135年から230年と推定できたとする。むろん、一括性の問題はある。同じシーズンに採れたものばかりなのか、累積しているのか、とか。まあ、土坑の一括性があるとしてこのバラつきも気になるとことだが、普通に考えれば、中央値は2世紀後半とみるべきではないのか。3世紀前半だ、よかったよかった、というのはおかしいでしょ。
◆記事の質が低い。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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