人を幸せにする人になろう

もひとつ

◆西陵が古く(TK73)、西小山とニサンザイがほぼ同一時期(TK216)で新しい、というのが通 説。が、今回の埴輪を見て、やや新しくTK208くらいにかかる時期に下げても、という意見を聞くことができた。須恵器でもそう思われないこともないという。
◆そうなってきた時、西小山との比較は不可欠ながら、あれをニサンザイと同時期で、なんかしらんけど主墳に対する同一時期の弟分の墓みたいに捉えるよりも、西陵→西小山→ニサンザイという3世代として捉えられないのだろうか、と思う。西小山は並の造り出し付き?円墳あるいは帆立貝形でなく、かなり大きく、もちろん副葬品は優秀。そうすると、西陵の独自的な形態の大型前方後円墳(葛城系)から、規制を一度受け、大仙型のニサンザイへという流れが、よりスムーズに理解できるようにも思われる。
【追記】写真は検討会会場となった公民館の展示ケースにあった西陵古墳の埴輪。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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