人を幸せにする人になろう

アカデミックハラスメント

◆02月22日の教授会の前に人権問題の講演会があり、今年度はアカデミックハラスメントであった。毎年、1回ないし2回、教授会の前にあって、出席は少なかったりするが、勉強になるので必ず出るようにしている。
◆で、今回、学生・院生に対してどのように指導するか、どういうのがダメで、どういうのが望ましいのか、DVDでの紹介を含めて話があった。一般論では、当事者同士を離すこと、民間企業であれば部署を変えるということになるが、大学では、指導教員と院生などの関係は代え難い。さすれば予防である。そして、いかにささいな段階でとどめ、感情的な反発に至る前に、事態が深刻にならないように回避するかだと。IメッセージというのとYouメッセージというらしく、「おまえはああだ」(そもそも「おまえ」がダメ)ではなく、「わたしはこう思うよ」という言い方にする、あるいは「ここがダメ」ではなく「こういう風にすればもっとよくなるよ」といった言い方など、いろいろ示唆があった。コミュニケーションの取り方をすこし変えてみる、ということ。
◆指摘されると、自分もあたっていないことはないな~、と反省する。「なんでやってへんねん」と言ってみたところではじまらないわけだ。反発をくらうだけの言い方はダメ。指導したり、指摘したり、アドバイスしたり、それはしなければならない。正しいことを言っているのでも、言い方や、くりかえししつこく言うことで、ダメージを与えてしまうこともある、ということを認識せよと。
◆ハラスメント加害者の分類として、自己愛型(細分として誇大妄想型・徹底管理型・被害妄想型)、ストレス習慣型、楽観主義型、があるそうだ。
◆いまや叩いて克己していくことを期待するのはペケである。まあ、言い方の前に、日頃の信頼関係もむろんあるだろう。いずれにしても、放任で自主性に任すということもダメであるし、距離感と言い方だ。難しいが勉強になった。

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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