人を幸せにする人になろう

続き

◆それにしてもヘリコプターは飛んでいる、カメラの数も多かった。94be0655.JPG
◆さてと、立ち入り前の2月20日に、共同通信が前方部のトップに方形土壇があるという報道を配信し記事になった。しかし、図面を見たらわかるし、2006年に近つでしゃべったときもそこに方形壇を表示しておいた。ミサンザイや太田茶臼山古墳にもある。ヒバスにもある。むろん、巣山や心合寺山などにもある。オレのいう執政王墓にはけっこうあるが、神聖王墓では西殿塚以降、あんまりないな~という印象はある。
◆だが、問題はそれではなく、宮内庁は内部委員には墳頂まで上げているのに、学会側には堤までかと、それをマスコミからつつかれたというのである。前日にちょっと聞きかじったが、何が問題になっているか知らなかったが、そういう報道が直前に出たこと、そして、なんで堤までか、ということへの対応で、学会側の事務局は迷惑を被ったということのようだ。
◆が、まあ、むこうさんは役所の委員ですから、向こう側なのであって、まったくこっちとは立場は違うわけで、いっしょに議論することがそもそもおかしいのである。宮内庁が、今後、大仙や誉田御廟山やミサンザイや、これまで護岸工事などができていない巨大墳について、これからどうしていくか内部での検討を進めているということは、宮内庁交渉のなかで聞いている。そのために必要と判断して専門家である委員に現地視察をしてもらうのは当たり前なのである。
◆こっちはこっちで、2006年以来の交渉で立ち入りが実現し、それ以来、水堀のあるものは安全上、舟で墳丘に渡ることはちょっと現段階では難しいと言われており、それはそれで仕方がないことだと思っている。前に挙げた御廟山の立ち入り記事のなかでも、宮内庁の担当官もいずれは実現できるようにしたいと言っており、オレは、納得しているし期待している。
◆マスコミは、それくらいは理解しないと。こちらになぜ「堤までなんや」と言われても困るのである。内部委員には舟で墳丘に入れているのに、なぜ学会側には困難としているのか(むろんその場合も墳丘下段までだが)、それは宮内庁側に問い合わせる事項である。

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HN:
雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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