人を幸せにする人になろう

久津川車塚8月21日(金)

◆20日は雨のため作業なし。で本日。自分、道上、原田、大澤・園原・吉村・土谷、木下、城陽市担当者
◆昨日、実は日中あまり雨は降らなかったらしい(朝までは城陽には大雨警報が出てかなりの雨だったが)。まあそれはそれで。学生等は、博物館見学にでかけたほか、現地説明会の資料作成の打ち合わせまでやってくれたらしい。1人は甲子園決勝の誘惑に負けたらしい。また炊飯器がおシャカになったと・・・。2001年玉7の1年目に買いそろえたもののひとつ。6シーズン(TM701・702/TM304/TM104/TM306・308、+今回ここまで)にわたってご飯を炊いてくれました。謹んで哀悼の意を表します。
◆水替えから。ついでに昨年度の旧調査区の掘削面に敷き詰めていたボロのブルーシートを上げ、埴輪列の養生のために入れていた土嚢を上げる。さてと、その上でどこをやっつけるか。行きがかり上、西区の深掘りをしたいが、足下が悪ければ、造り出し上面西北区の機械掘削後の整序とひとケズリしてもよいかと考えていたが、大丈夫そうなので、西区を続けることにする。
◆全員、西区の造り出し西斜面肩部に貼り付き、深掘り部にとどまらず西区幅8m+さら にやりのこしていた北側について、斜面の検出にあたる(写真上)。昼休みを挟んで午後第3Qの早い段階で終了し、そのあとは深掘り部幅3mに集中し、水曜日の続きの、造り出し斜面の検出作業を続行する(写真中)。上部のみ黄色粘質土を残していたので除去するも、下部のほとんどは水曜日に黄色の下の砂質土まで出していたので、それを除去して混礫赤色土(地山)まで下げていく。今日終了した上半部では、地山直上の砂に埴輪片は少なく、上の黄色粘質土の方が多かった。砂質土もどこやらまでは黄色だが、調査区中程にくると灰砂となり、葺石の礫が多く混じるようになる。石を残しつつ地山を検出し、完全に浮いていれば除去していくが、やがて地山に乗る形で残存する葺石が顔を出し始めた。造り出し斜面の角度と約3.5mの高さがあることをご覧あれ。
◆本日は写真(下)のような状況まで進む。調査区幅全体に葺石が残るくらいのところまで下がってきた(これ15:00~16:30)。
◆あとは転落石溜まりに入ってくるので、いまの葺石面を基本的に追いかければ、転落石は上に浮いてくるであろう。基底石が出るのも時間の問題(来週の月曜日には決着するのではないか)。問題は湧水。そこはポンプを掛けっぱなしにしつつ(ポンプ坑も必要か)掘り上げ、壁面の濠内堆積土である灰色砂の土層部(三方)に土嚢をあて、壁最下層の砂質土の流出による空隙発生を防ぐこと。それと木製品 が出たときの対処。

プラグイン

カレンダー

08 2024/09 10
S M T W T F S
2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13
16 17 18 19 20
22 23 24 25 26 27 28
29 30

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索