人を幸せにする人になろう

久津川車塚8月14日(金)

◆自分、道上、阿部、土井・吉村・土谷、木下、伊藤、城陽市担当者 天気曇り(お茶がはけませんでした)
◆前日の夜にも雨が降ったか、シートに水がたまり、水替えから始める(~9:30)。くびれ部も水替え。今日は造り出し上面東南区の最終仕上げとなった。
◆前方部墳丘部の精査は完了。北部の残していた礫もはずれると判断し除去した。造り出し上面を西へ掘り上げる組みは、攪乱溝まで行き着き、くっきりと残存面の仕上げをしてくれた。
◆第2Qからは、全員で埴輪列の仕上げにかかる。埴輪の残存状況や掘り出し状況もすべて異なる。ハナからスッキリさせる方針で、あまり破片を残してはいないが、やられて丸くまわらないものなど、出てきたそのままで残してきているものもある。埴輪まわりも、まだ黄色土が残っていたりする。これらについて、全面的に仕上げにかかる。内部の黄色土をはずし、外側についても黄色土をはずして仕上げ上面を出していく。残してきた破片もほとんど取り上げる。どうも埴輪が抜かれていそうな、見あたらないところについても、抜き穴撹乱として仕上げないといけないし、土を見ながら撹乱を下げていく。案の定、埴輪片が出てくる。底部片1/8くらいの破片がへばりついて残っていた箇所もあった。埴輪列グイチ部のところは、かろうじて底部小片が立っているだけであった。そのあたりの数本は残りが悪く、1本分は完全に抜かれて何もない。これで図を書くという仕上げまでを、結局は1日かかかったが完了した。めでたし、めでたし。
◆造り出し南隅部上端の残りの葺石出し、あるいはくびれ部の上面検出に、今日の途中から入るのではないかと予想していたが、それはまた来週。1区画、これでシートを掛けて全体清掃まで寝かしておこう。
【今日の来客】玉虫くん

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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