人を幸せにする人になろう

久津川車塚8月5日(水)

◆自分、道上・山口・原田・園原・大澤、城陽市担当者。もちろん灼熱地獄。
◆朝、2手に分かれる。Dは造出南隅部。葺石の残存は見通せたので、上に戻り、前方部側面最上部の葺石欠落部における斜面出し。3回生は造出の上面検出。造出南隅部はかなり東へ食い込み、なんとか前方部下段斜面かと思われる混礫赤色土を出し、残存する葺石裏側まで出す。ここで、3回生を投入し葺石の石出しに入ってもらう。この日の終了時までに、ほぼ現状の範囲での下部の葺石までを検出する。前方部の葺石端部が谷線に沿って通る。造出南面部でも縦目地かと思われる石がならぶ。
◆造出上面でこの日進んだのは北へ幅50㎝程度。埴輪は2個出る。途中からテントを投入する。旧調査区末端から幅50㎝程度までは礫がある程度残るが、それより北側では礫が途切れている。尾山さんが「掩体壕溝」を掘り、その壁面からすると、礫の端部から落ち込みが始まり、すぐに深く落ちていくことが確認でき、大きな攪乱が下る様子が見て取れる。それで礫敷が途切れるところから攪乱斜面を出していく。赤い地山だと思うのだが、午後の後半になると西日で色がいまひとつ見えない。「掩体壕溝」壁面沿いについて削り込んだが、平面的に落ち込みを検出しているわけではな い。生き土には礫があるので、削り込んで落ちラインを出すわけにはいかないので、落ち込み内側から黄色粘質土を削りながら、へりを確認し仕上げていくほかない。
◆なお、造出が南北に長くなったため、くびれ部位置は今回の調査区では入ってこないように思うので、拡張について相談する。が、今回はいま考えている範囲も完了できるかどうか慎重にやる必要があり、次回送りもやむなしとし、予定通りの機械掘削の範囲とする。入口の関係で機械が小さいのだが、効率を上げるため、来週にはより大きいものを投入することになる。機械掘削は来週いっぱいまでを要する。なお、くびれ部は無理にしても、造出上面は、2回に分けたくないので、掩体壕を越えた北側部分を拡張することになる。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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