人を幸せにする人になろう

国民の選択

◆昨日のニュースなんとかでの、福岡7区の選挙戦、大牟田市において、古賀誠が堂々と自分が公共工事をもたらしたこと、福岡でも有数のインフラの整う地域にしたのは自分であるとはっきり言うのを感慨深く見た。古い政治構造の典型で、古賀はもはやそれを否定できる年齢ではなく、こうした利益誘導を重ねてきた自分を正当化するしかなく、それで負けるなら仕方ないと思っているのだろう。古賀のその人を非難するのでない、自民党政治=公共事業の誘導という、従来の典型的な自民党議員のあり方を改めて確認できた。
◆これを見てすぐに思ったのが、いま朝日の夕刊でやってる、各地での地元に根ざした地道な町おこし、村おこし、との対照だった。取り上げられている地域個々に、とりたてて観光名所や産業や特徴があるわけではない。しかし、それぞれに過疎化に危機感を感じ、特産品を生み出したり、観光スポットを作り出したり、自分たちの住むところの魅力作りにボランティアで取り組むコミュヌティーを作り出すなど、地域において人と人とのつながりを再構築し、雇用を産み出し、若者も地元に戻ってきたり、お年寄りが楽しく暮らす姿が描かれている。
◆大牟田市民は、高速道路や新幹線の駅や、港湾整備や誠橋(ムネオハウスと同類)など、次々と工事が進む一方で、シャッター街となった商店街、こうした姿と、こうした大金を投じての公共事業がなくとも、地域作りをしていこうという新聞で紹介されているような取り組みと、どっちがいいのか、ということだ。

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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