人を幸せにする人になろう

民主党のマニフェスト実現のための財源

◆民主党が無駄を精査して9兆円を捻出するとしている点に対する、自民党の攻撃がはげしい。国民にしてみれば、民主党よ、やってみよ、自民党よ、それができなかった時に非難せよ、と言いたい。
◆それはともかく、わたしはひそかに期待することがある。民主党が現時点でどう考えているかはわからないが、小沢が以前に第7艦隊だけでよいといった発言から、もしかすると軍備費削減に手をつけることを考えているのかもしれない、と。あるいは、そうでないとしても、自民党の追求のように、思うように財源が確保できない時に、民主党に軍事費削減に手を付けて欲しいのだ。アメリカからどう言われようと、我が国の財政状況はそれどころではない、とつっぱねてほしい。「基地移転費も出せない」、「思いやり予算も見直す」、そこまでは無理だろう。しかし、公共事業は歴史的必然(人口減少・インフラ充足)として段階的に減らさざるをえないが、一方で雇用の受け皿も作っていかなければならないのに対し、自衛隊の費用は、ひとまず必要な人件費はいるとして、新規の軍備購入費は事業費ではない。訓練も最小限にする、これは地域の雇用へなんの影響も与えない。1機100億円以上もするような戦闘機をなぜに買う必要があるのか。
◆共産党の主張とも重なるが、共産党のような正論では世論は動くまい。民主党には、今日の財政危機をはっきり訴え、しかし年金や医療など必要な予算を配分していくためには、ここに手をつけるほかはない、とうまく説明して、右派の攻撃をいなして、実を取って欲しい。これを期待しよう。

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雲楽
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男性
誕生日:
1964/03/22
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大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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