人を幸せにする人になろう

なんでハセ(長谷)なんだろう

◆長谷という漢字はけっしてハセとは読めないだろうし、ハセに長い谷という意味が含まれるとも思えない。音のハセがまずありきと想定しよう。倭語としてなんらかの意味があると思うが、それは調べてみないとわからない。
◆要は、地名のハセがまずあって、そこは長い谷地形のところなので、漢字を当てる時に「長谷」が当てられた(当字)になったのではないか、ということを思いついた。調べればわかるんだろうね。
◆全国の長谷という地名や長谷川さんという名前、これは長谷寺が起源ということになるが・・・。ちゃうのかな。
◆以下、小澤さんからのご教示(勝手に転載します、内容的に問題ないと思いますので、お許しあれ)「雄略を大泊瀬幼武(『日本書紀』)、大長谷若建(『古事記』)と記すように、初瀬・泊瀬は本来「はつせ」と読みましたが、貴兄が機上で実感されたごとく、西峠までまっすぐに延びる初瀬川本流の形状により、「長谷」の用字が生まれました。地名辞書類では、泊瀬にかかる枕詞「長谷(ながたに)の」から、転じて長谷を「はつせ」と読むようになったとあります。「春日(はるび)のかすが」「飛ぶ鳥のあすか」と同じというわけです。(もっとも、以前にちょっと調べたことがありますが、僕自身は、初瀬に枕詞「ながたにの」がついた用例を確認できませんでした。『万葉集』では、初瀬(泊瀬)の枕詞は「こもりくの」です。)ですから、長谷さんや長谷川さんは、本義どおり、谷や川に基づく名前なんでしょうね。長谷寺が起源、というのはちょっと違うかも。」

この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

この記事へのトラックバック

この記事にトラックバックする:

プラグイン

カレンダー

08 2024/09 10
S M T W T F S
2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13
16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索