人を幸せにする人になろう

日本近現代史

◆この広瀬隆の2016年の本。なぜだか実家にあり、こないだ見つけて持ち帰り読んでいる。すばら しく面白い。知りたいことがいっぱい書いてある。こんな有用な本・・・。いっぱい線も引いていた。当然、かつても同じような感慨にふけったろう。痴呆のわたしの脳からは消失したが、このブログには書いているかもしれませんね。薩長の首相の名前を憶えて、明治のデキゴトを覚えても、つまらない近現代史である。無味乾燥な現象整理。それにしても長州というのは悪人ぞろいやね。一方で経済人は近代化を担った、地域の産業を育てたと。まあ、そういう一面はあるわな。近代化、工業化、いずれ進行するものだし、そうした産業構造の変化は必然で、多くの労働者が生まれ、経済活動の上に人々の生活もある。しかし、偉人化するのはよくない。
◆いろんな人がいる。善良な人もいるだろう。真に日本のためにとか、地域のためにとか、を考えた人もいるだろうが、そういう良識ある人は、金儲け至上主義者たちに食われていったのではないか。財閥として成長するなかで飲み込まれるのではないか。大阪に企業家ミュージアムというのがあり、いまに続くもの、消えたもの、メジャーな企業の創設者などが取り上げられている。それぞれの人の書いているものなどから、思想的なホンモノ性を確認しなければ、簡単には評価できないだろう。金儲けをしたとしても、それはよりタメになることをやるためだったかもしれない。論評は簡単ではないな。一方で、言ってることとやってることがずれていて、口先だけ、という場合もあるだろう。
◆さて五代友厚はどうだったのか。八木さんという人の発表レジュメによれば、北海道の官有物払い下げ事件は、ぬれぎぬのようである。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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