人を幸せにする人になろう

歴博主催の古墳時代の年代観に関する研究集会

◆12月12日、行きました、九博に。よかった。申先生や趙先生とお会いできてよかったというのでなく、もっと実質的に、そ04ca930d.jpgれぞれの考えをはっきり知ることができた。で、どこに問題があるかもわかった。
◆その前に、受付には上野君、コーヒーを飲んでいると河野がふらふら・・・。会場には、小田先生や甲元先生、高橋かっちゃん、吉井君、武末さん、東さん、桃崎君、いま立命で勉強している劉シントウ、金ドチョル。それと釜山大の平郡君(前に釜山の文化財活用の話をさせられることになり、11月に急遽、釜山に行ったとき、一緒にまわってくれたのが彼。今回、通訳でした)。
◆終了後、簡単な懇親会。19時過ぎまで。大阪に帰るには20時がりみっと。でも、どうしても、申先生とは話がしたかった。で、頭が、中期の年代がそんなにあがらないというのはよい、だけど稲荷山鉄剣が471でなく一巡さがることはありえない。あまりあがらない上限と、下方が471におさまるのが事実だ、という話をした。たぶん、馬具はあんまりかわらない、ただし、むこうの陶質土器の編年、日本の須恵器との対応、そのあたりに押し込めにくいとすると調整の余地があるのだろう。16fd42f6.jpg
◆わたしとしては、申先生のものを中心にいろいろ読んだが、いまひとつ体系的に理解できていなかった点が、今回、だいたい理解できたと思っている。これを前提として、こんなにも差がある年代観の調整を絶対してやる、と思った。申先生はあいかわらずのアジテーターなので、日本の研究はおかしい、30年前から言ってるのに誰も耳を傾けない、という。きちんとコメントしていかないと議論にならない。
◆それと白石先生の影響力の大きさを感じた。むろん、かねてより年代観をやってきた大家であるというのと、書いているものが論理的でわかりやすい。しかし、引っぱられず、自分で考えることだ。

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雲楽
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60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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