人を幸せにする人になろう

足利健亮先生の論文に学ぶ

◆自分の論文をブラッシュアップするのに疲れ、ハクガクレンケイの会議もあって、パラパラといくつかの本をめくっていて、足利先生の河内の古道の論文を見る。面白い!。とくに長尾街道と竹ノ内街道の間の条里地割が南北に長いこと、現存条里に隠れながら先行する大枠の地割や条里が指摘されていること、にびっくり。あとは上町台地から斜めに丹比に向かう道の指摘など。
◆とくに先行地割は、長原遺跡で現存条里と40数mずれていることが発掘で確実に確かめられ、いわゆるシワツ道の問題とともに、河内では、もしかして106m地割があったことを思わせる。足利先生は、長原遺跡の調査のことを晩年には知っていたと思うが、河内について再検討しているのかどうかは定かでない。が、この論文と長原遺跡のことを結びつければ、河内の初期の地割が説明できるのではないかと思う。
◆それにしても、足利先生の論文の書きようが、正直ベースでとても好感を覚え、むろん説得的であるのだ。大学1年前期と、2年の実習でしか接点がなかったが、なつかしく思い出す。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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