人を幸せにする人になろう

1月30日の土曜日

◆いろいろあって、車出勤と電車通勤が交互になった週でした。自宅から河内国分駅は隣ですぐだが、杉本町で下りてから研究室へ行くのがけっこうな作業。朝はまだ気合いでなんとかだが、帰り、22時頃に駅に向かうのはかなり苛酷である。今朝も、研究室にたどりつくのに20分くらいはかかっている。松葉杖はもうやめたが、ニサンザイで雨の中で墳丘を一周していて、途中、傘を閉じて杖にすると楽でした。これからは傘をもつようにしよう。
◆センター試験に変わる新しい入試。複数回はやめる、記述の採点に60日を要するとか、ええかげんやめなはれ。役所がなんか新しい形にして、存在価値や予算をとり続けるために、制度を変えたり、看板を変えたりするのはやめにしてほしい。自分らの生き残りのためやろ。何を考えるべきかは、大学生の質を上げることでしょ。小・中・高一体で、基礎学力の維持を図るにはどうすればいいのかを考えるべきで、入試制度の問題ではない。センター試験の5科目で平均点が最低点になったと報道されたではないか。共通試験は基礎学力をマークシートで測るというのでよく、思考力や記述力は、各大学で2次試験をやってそれを見る、それの何があかんのか。前にグラフを出したように、平均点は下がってきてますよ。ああいう共通試験であっても、点が取れなくなってきているのであって、制度でなく、そのことそのものが問題であることは明らかでしょ。
◆アクティブラーニングというのも、はやりの言葉。それ何?。そんなこと、言われなくても、大学は自発的な学びの場である。教わるところでなく、自分が求めて学ぶ場なのだ。自走する補助をするのが教員の役割。たとえばアクティブラーニングとやらが、教員と履修生の相互の対話を求めるものだとしよう。自分の感覚で言えば、そういう練習や訓練の授業って、実にばかばかしいと思いませんか。そこにディベートといった言葉も入ってくる。議論のための議論はアホらしい。あるいは現実は、「ここのところがよくわからないので、もう一度説明してください」とか、学級会みたいなもんとちゃう?。大学で言えば演習がある。それは専門を通して、自分が勉強・研究しようとする対象があり、そのために調べ物をしたり、一定の分析をもとに自分の主張を発表し、それに対するやりとりこそ、ホンモノのアクティブラーニングなんだろう。そう、ちゃんと専門教育をすること、といえる。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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