人を幸せにする人になろう

葉室石塚

◆白石先生いわく、岩屋山式石室のプロトタイプとみていたが、大阪府史の図面からすると「岩屋 山式石室として捉えるべきもの」だと(近つ館報15)。でもどうですか。これが岩屋山式石室なんだろうか。だとすれば岩屋山式石室の定義とは一体なんなん?、と思ってしまう。玄室2段ではあるが。
◆これを岩屋山式として、その石塚のごくわずかな須恵器で、岩屋山式石室の年代を推測することは「きわめて危うい」だろう。

サバティカルを取ります

◆みなさん科研は出しましたか。こういうと、1年前の岡大の記事を思い出してしまいます。わたしはと言えば、出し たんですが、誤りにひとつ気づき、研究支援課に連絡。いま整理中でダメ。最終の期間を取ってあるらしく、その間に連絡して差し替えることができるようだ。
◆9月末〆切のサバティカルに申請し、10月教授会で認められた。とはいえ、非常勤で手当してくれるのは1つだけなので、大方は後期にまわしてこなすことになる。学内の委員とかそういうのは免除されるが、授業関係では後でツケが回ってくるということ。だが、まあ代替不可の博物館実習だけ週1でやれば(学生・院生の指導は当然やらなければなりません)、あとはフリーとなる。申請書に書いたことが実際にできるように、のこり年度末までの仕事をこなさなければならない。
◆これにともなって、いろんな整備委員会の委員も2年とかの継続以外は(年度ごとでの更新も含め)、受けるなということになる。少々、各方面、迷惑をおかけすることになるかもしれません。後期でよければやりますので・・・。
【補記】写真は記事とは関係ありません。高槻で「円形校舎や」と思ったのですが、パナソニックの工場みたいです。

大阪府大と市大の統合2013年10月

◆大阪府と大阪市、大阪府立大学と大阪市立大学の四者が、統合後の「新大学案」を、この10月に 策定し、HPでも公開されている。

堺の旧市街

◆今度、11月17日に堺の案内をしないといけないので調べる。前に歴史学教室の2部学生たちと1 日歩いたことがあり、だいたい主要なものは見て回った記憶がある。自分としては、堺の燈台にまだ行ったことがないので、行きたいのだが。

高専の卒業生は優秀なんだそうです

◆大阪府大には高専も付属する。くっつけたんだろう。工学の場合、高専生は実に優秀というのが 一致した見解みたいです。いまは大学3年次に編入する場合が多いのでしょうが、例えば東大でもどんどん合格するのだとか。何か作るとか、プログラムを組むとか、高校1年相当時から5年かけて専門的に学んでいる力は、大学に入り、2回とか3回で専門に上がって、どうしましょうか、というヤツより、よほど戦力として能力が高いのだとか。
◆カミサンいわく、これが日本の教育を考える上で、重要だと。いまの日本の大学の多くは、ほんとに大学として認可すべきものかどうなのか、とよく言っている。多くは専門学校でいい、と(とくに就職がいいとか、実学とかをウリにしているところ)。大学として認可を受け、そのためのカリキュラムが組まれ、べつに勉強したくもないものの単位を取る回り道をするよりも、特定の専門科目をみっちり教える専門学校でよいと。そうして実力のある人材を輩出する方が、よほど実際的だという主張。
◆誰もが高等学校普通科を出て、誰もが4年生大学を出て学士になる。そもそも試験を受けて一定の関門をくぐるということもなく、推薦その他のFA入試という適当な試験で、高校3年後半を遊んで暮らし、大学に入って高校の学び直しに大学は労力を使い、大学の数学や物理を教えてもポカ~ンで、試験は丸暗記、ちょっとひねればとたんに答えられない、という。それでも卒業させ、社会に出て行くことの問題。
◆これは会社などの社会の意識の問題でもある。わんさかといる大卒者、それよりも技を身につけている者の方が、生きていくすべがあるし、会社が獲るにしても戦力になる、といったところまでいかないといけないが。
【補記】写真は記事とは関係ありません。

むかしの香川の旅(1)さぬき市歴史民俗資料館

◆2009年7月19日と20日に香川に見学旅行に行く。概略しか書いていないが、実に面白かった。こ れについて書いてみようと思って書き始めるも、そんなことやっている場 合ではない。
◆まず、むかしの大川町歴史民俗資料館。雑然といいものがならんでいる。対応いただいたオジサンが実に人柄のよかったことをなんとなく記憶している。写真は冨田茶臼山の埴輪。
【追記】やめときます。過去は過去。

ねごろは

◆根来寺遺跡の、一条閣移転地の造成工事が進んでいる。
◆県教委は、移転の事業者であり、確認調査をやって本発掘調査範囲を定め、遺跡の 評価をして移転goを決めた。だが、確認調査が十分でなく、尾根頂部が未発掘なままであり、見解の相違を生んでいる。なので全面調査を要望してきた。そして造成工事に予定通り取りかかっている。
◆造成工事の遺構も出てきているようで(中身はよくわからん)、それに応じて調査している。はじめから、あるいは途中でも全面掘っていてくれれば・・・。
◆この地点がいかなるものか、全域の遺構を明らかにして、残り具合も悪いなら悪いでもいいが、遺存状況を把握した上で、どうするのかという判断をやってほしいと願ってきた。むろん見解の相違は埋まらないかもしれない。が、(1)全体の判明、(2)遺跡の評価→(2)遺跡の取り扱い判断、とよほど論点は明確になる。しかしこれまでは、遺跡の性格にかかわるポイントとなる部分が未発掘なままで、コトが進んできたわけである。
◆今回、どこまでのものになるのだろうか。ここに至ったが、まだ遅くはなく、全面発掘に切り替えてほしいと願ってやまない。中途半端なまま―調査も評価も―コトが進むことのないように願う。
【追記】11月5日に見せていただきました(写真)。またコメントします。

大学統合と府大

◆ひょんなことで、府大教職員組合のニュースをもらいました。書いてあることはよく理解できる。問題は、このニュースではなく、聞いた話の部分なのだが、温度差があるというか、話がかみ 合っていないようにも思える。

博物館実習展2013

◆後期に入り、やってます。文系は文学部60周年展で、理系は彗星展。理学部生は、模型を作ると決めて、材料を購入し、模型班は製作実験に取りかかっている。

10月25日は卒論中間発表会

◆考古、古代の祭祀、古代、国造、中世、本願寺、近世、堀江新地、近代、『新聞雑誌』。例年、 土日にやっているが、今年は日がなく金曜日になったが、こっちの方が3回生2回生にとっても参加しやすいのかな、と思った。
◆考古は、発表者が決まらなかったが、なんとか筋を作り上げた。まあ、一緒に勉強していて、どんどん面白くなってくるもんで・・・、勉強になります。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
61
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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