人を幸せにする人になろう

CO2の虚構

◆新聞で、広瀬隆の『二酸化炭素温暖化説の崩壊』の広告を見て、岡山からの帰り、新大阪駅構内の本屋に行くとあったので買った。痛快ですね。是非みなさんにも読んで欲しい。
◆親類縁者、みなに読んで欲しい、10冊買って配ってもいいと思うような本である。そんな本、少ないが、この10年で、もう1冊あった。伊藤塾の塾長の伊藤真『日本国憲法の論点』というやつ。これも自分の親を含めて、配ってもいい、是非読んで欲しいと思った本だった。
◆話を広瀬にもどすと、そもそも温暖化しているということそのものが誇張されている。データが捏造されているのである。そのトリックが成功したことをほくそえむメールが暴露されたクライメートゲート事件、というのを知って、驚き、そしてあきれる。
◆それと広瀬の著作から学ぶことは、科学的思考と言うことだ。自ら資料を集めて考えることの大切さを教えてくれる。声の大きさ、主流、そういうものとは関係なく真理を追究し、導かれる結論を、世論なるものとは無縁にきっちりと提示していくことの重要性だ。
◆まだ読み切ってはいない。だが、これは考古学や文化財の分野でも同じ事だ。巨悪のレベルは違っているとしても、バックデータをもとに自分で考えることである。ガリレオの地動説、ウェゲナーの大陸移動悦、ダーウィンの進化論、合理的な思考により導かれた仮説は生き残るのだ。
◆ちなみに誤解のないように申し添えれば、温暖化の要因をC02に求めることの虚構であり、地球そのものは長いスパンとしては冷却化の方向にあること、温暖化そのものが起こっていないのではなく、それは都市部のヒートアイランド現象の通り、CO2でなく人為的な放熱現象によるとのことである。
【追記】08月05日の朝日新聞でIPCCの信用をめぐって、広瀬と同様に疑問視する立場と、そうでないとの論客1名ずつの署名記事が掲載された。これって、クライメートゲート事件の報道は昨年のことだから、広瀬本の刊行に対応した記事なのではないか。でも広瀬本そのものが紹介されたりはしていない。新聞社の科学部の記者を広瀬が叩いているからであろう。

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1964/03/22
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兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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