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東洋陶磁に行く

◆そのあと、博物館実習Ⅰのため、東洋陶磁に初めて行く。思い出すのは大学生の頃、一度誘われたことだが(行かなかったわけです)、けっこう4acd5d25.JPG竣工して間がない時期のことだったのだと、いまにして思う。安宅コレクションがベースで、というのは昨年の博物館概論の時に勉強した。特別展はフィンランドのガラス器であった。
◆まあしかし、平日の昼間、けっこう人は入っているものである。基本はおばさん。男はおれ1人か。2階に企画展2部屋、3階に1部屋。2階には、常設の日本の陶磁器、韓国・中国、これが常設のすべてではないのかもしれないが、いちおう残してあった。通常の開館時の展示の様子は、なのでわからないのだが。ふだん、こうした美術館に行くことはまれだが、そこは授業でやらんといかんし、ガラス器を鑑賞しつつ、考古屋としてはどうやって作るんだろう、とも思いつつ、展示の作りに注意しながら進む。当たり前だが、歴史系の方が説明が多くなり、美術館では解説は最小限の情報を与えつつ、資料というか作品そのものの鑑賞に集中させる、そのあたりが基本的に違う。なにかを理解するというよりも、解説で知識を頭に入れつつ、これはよくできているとか、美しいとか、感性のまま、いいと思うものを感じればいいのが美術館だろう。気に入ったものがあり、その絵はがきを買った。
◆常設展は、これが常設展の全貌でないのだが、基本的な勉強はできる。底部とか、そのままでは見えないところにも重要なポイントがあるのだろう(そういうものばかりではないと思うが)、小さい写真シールがキャプションに貼ってあるのだが、すこしくたびれて退色している。重要文化財とかになると危ないからできないのかもしれないが、基本的に浮かして、下と背面に鏡を配置し、底部も裏面も見せればいいのに、と思う。すべてがそうなるとウルサイのだろうが、重要なものはそうしてはどうだろうか。
◆それと自然光を取り込むコーナーがあった。むしろそこに用いられた無反射ガラスが気になる。高いんでしょうね。だけど、博物館のケース、できればすべて、照明が写り込むことのない無反射ガラスにすればいいのに、と思う。
◆グッズコーナー、なかなか楽しめました。絵はがきのほか、ちょこっとしたガラス器を買いました。
 

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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