人を幸せにする人になろう

6月10日の朝日ひと欄

◆木造建築に取り組む木村さんの紹介。いや~えらい人はいるもんで。こういうのがえらい。夏目 漱石のロボットなど、遊びに過ぎない。
◆5月の里海の話もよかった。

◆凍土壁、いくら投入したのか、しかし無駄、そんなんアカンて。
◆退職金、もらったとたん、妻ドローン。
◆ウオツカ=ジンのすけ
◆大学統合はH34予定
◆どげんかせんといかん

文化・文化財

◆5月の市大日本史の時にいろいろ考えたことも、書き留めておかないと忘れそうである。長々とは書けば書けるのかもしれないが、(1)目標とか使命とかを明確にする、(2)それにむかって力をあわせる、(3)戦略を立てる、(4)実践する、そんなことを考えました。
◆昨年の大阪の歴史演習1年目に履修生とは、その後もつきあいがあります。うち1人は住吉ガイドの会の方で、かなり熱心、勉強もしているし、ガイドという実際のプランニングもまったくちゃんとしている。依網池でこないだ小文を書きましたが、この人にいろいろ教えて貰いました。で、わたしはこう思いますと、ヒストリアの抜き刷りを送りました。そしたら訪ねてきてくれて、苅田の庄屋さんの家の出で、大学の理学部だったかの先生をしていた人が、家の文書を整理し出版し、いまは絵図の整理をしているのだそうです。東大史料編纂所にもっていかれた文書もあるようですが、それは鋳物師関係だそうです。うちの大学の大学史資料室が、杉本村の庄屋文書を寄贈?してもらっています。我孫子関係の文書もまたある。つまり依網池の水利のことを考えようとする場合、資料はいろいろ残っており、川内先生は我孫子村文書でやっているが、苅田、杉本、これらを全部つきあわせて一帯の近世史を考える必要があるんだと思う。そういうことをやってみたいですね、と伝える。
◆話が脱線しています。うちの大学の発掘現場では近世の土取跡がでてきてますが、遠里小野だったか、土管を作っていたんだそうです。そういうの書いてくださいよ、と言ったのですが、そこから先です。それより大事なことがあると。この履修生だった方はむろん年齢は上です。でもその人が、やっぱり高度経済成長によって地域社会が大きく変わって、わたしらの知っているのは、1960年代以降の話で、それより古い、近世以来の住吉のこのあたりの昔は、われわれより前の人に聞かないと、溜池のことにせよ、細江川のことにせよ、わからないんだ、と。そういう人たちに、聞けるうちに話を聞いておくことの方が優先なんだ、と。なるほどな~、と。

翌11日は

◆重いノートPCなどがあり、カミさんを摂南に送り、そこから「ねや寿」で風呂に入る。2時間ほど汗を流すも、あまり頭はスッキリしない。大学に入ったとき体重は58㎏だったが、その後、60㎏後半になったりしていたが、いまは62㎏くらいで、体型は違うのだろうが、昔の体重に近づいてきた。
◆そのあと、あれもこれもせなあかんのですが、大学に行ったものの頭は鈍く、なにも手がつかず。途中から、条里制の文章を書いていた(忍者ハットリ君に対する反論を書こうと・・・)。アホです。大歴のこととか、博物館実習の展示設計とか、むろん自分のこととか、やらなあかんことはあるのですが、そんなんで・・・。
◆ちなみに、最新のイオスキッスは2400万画素だそうです、5Dが2100・・・、負けとるやないか。イオスキキッスで十分ですわ。使いやすいし。こっちは5Dでやってたんですが、ライブビューでやってたら電池の消耗が激しいし、最後はファインダーで、こっちの方がなんとなくしっくりくる。が、老眼には勝てないわけです。でも久しぶりに、実に真剣に写真を撮った。すべてマニュアル。

6月10日は夜の部もありまして

◆この日、橿原で17時過ぎまで作業をし、作業に来てくれた摂南大の学生を八木駅に送り、 ほんとは1時間くらい早く追われれば家まで返って電車でまた八木に来たかったが、作業が17時過ぎまでかかったので、そのまま駅前の駐車場に入れて呑み会へ(翌日、朝に取りに行く)。O先輩との呑み会を設定していたのでした。+院生M氏も合流。八木駅前の店も良かった。岩ガキ!。写真のあじさいがいいと思いませんか。
◆この日はすこぶる暑く、まずはビール。が、そのあとは白滴はじめ奈良の地酒。Oさんと飲むといつも楽しいもんで、この日もゆっくりペースでと自分で言いながら日本酒を飲み過ぎ、途中からの記憶はない。お金も支払っていません・・・。18時スタートで、23時近くになっていたのではないか。
◆翌日は、二日酔いで・・・。
◆なお、計測の話だが、計測中はすることがない。谷首の時は、別日に清掃し、計測日は業者の都合に任せた。あるいは石垣の時も、最初立ち会って、あとは任せた。石室・石槨の場合も、こっちが早く行き、清掃し、写真を撮り(暗いばあいは照明を考える必要がある)、時間をずらして計測してもらうのが効率的です。

で10日の午後は橿原市の小谷古墳

◆共有地とのことで、橿原市教育委員会に地元説明をしていただき、了解をいただいて実施 した。どうもありがとうございました。
◆クサ墓との墓室の広さの違いは歴然ですね。計測したり写真を撮るにも空間があってやりやすい。難点は蚊に襲われること。あとは、露出している天井石(正面部)が苔むし、それをそぎとって花崗岩の肌を出したりする清掃作業がすこし必要。でもいうほどでもない。封土が流れ、石材が露出しており、この本来は見えない部分も計測すれば石の大きさを捉えられるのではあるが、そこまでやるには木がかぶり、草が生え、手間が大変。開口部の正面が見える範囲でよしとする。
◆いや~実に美しい岩屋山式ですね。
◆ところで、家形石棺も考えなあかん。縄掛突起が亜式のクサ墓にはあるが、小谷にはない。岩屋山式と亜式は順番でなく併存しており、階層差かもしれませんね。

あくなき欲

◆ある記事を読んで、書こうと思ったんですが、もはや記憶のかなた。湯川秀樹の書いたものを思い出した。利便性や効率や、なんていったらいいのか、そういうものを追求し続けることが、人間を不幸にしたり、自然を破壊したり、そんな話だったのかな。梅棹忠夫もスピードを落とせ、といったことを書いていたような記憶も。ある記事には、そういう趣旨で、人間が抑制できないのが「○○」といったその人の選んだ言葉があったのですが、それがしっくりこないもので、どう言い換えたらいいのかと考えたのが「あくなき欲」。そのメモだけが手元に残り本旨があいまい、という次第。
◆前にカミさんが、大学のPCでホテルか飛行機か、なんかを予約しようとすると、遅いんだそうです。ところが、授業が終わる時間が過ぎると、さくさく動くと。つまりは大学がネット環境を整えるというのは、学生が授業中にゲームやら映画やらSNSやらそういうもので遊ぶ環境を整えている、ということなんです。速さとか容量とか、あくなき欲求、しかしそれは何のため?、早やけりゃいいの、ということ。また、アプリなる、そんなことができんでもええ、というものがアホみたいに量産されているわけでしょ。それが人間を退化させることにつながっているのでは。
◆人間らしさとか、幸福とか、は、そういう「あくなき欲」にしたがって次々に生み出される利便とかなんとか、とはまったく無関係なのである。

神武天皇2600年大祭

◆4月3日は、戦前は祭日だったという(命日)。昭和15年が紀元2600年だが、今年が没後2600年という。いまさらですが、4月の頃、交通規制だかなんかの表示を見て、気になっていた。橿原神宮の行事であり、宮内庁もまた仕事として神武陵を祀る。が、これに対して、奈良県や橿原市は一緒になってやったらあかんはず。実際に公費が支出されているかどうかが気になる。観光の一環として連携行事をやったとしたら、それはOKなのか。憲法学者の判断は?。
◆10日、こないだ橿原神宮の前を通ったら、「日本のはじまり」といった幟がいっぱい立てられている。この日、アベがやってきたらしく(なんのため?)、あちこちに警官が立っていた。来たのは午前で、われわれは桜井におり、午後、橿原で、もう警備も終わりという時期だったよう。
◆宮内庁が神武に限らず歴代の天皇の命日に祭礼を行うことは、仕事である。しかしこれはあくまで私的なもので、日本国の一般行政とは関係ありません。宮内庁職員以外の日本国民は、2月11日に橿原宮で神武天皇が即位したといったことが馬鹿げた虚構であると理解しないといけない。ファクトとしての理解、その先でありがたがるのは自由だ。

2016年6月10日クサ墓計測

◆桜井市埋蔵文化財センターのご理解をいただき、計測させてもらう。
◆カミさんと摂南の学生1名。9時前から開始、岩屋山亜式。多少、清掃。梅雨の間の快晴で暑く、汗がボトボトと。計測終了後、 フォトスキャン用に、2組で玄室と羨道の写真を三脚を立てて撮影。先週の市尾墓山と宮塚も、手持ちの画像で、簡単に合成はできたが、画像を貼っているのでできているように見えて、点群データ的にはぜんぜん。写真もブレている。レーザーとの対比のためにも、写真画像をしっかりしたものを撮影し、それでもって比較する必要がある。
◆けっこういいデータが取れたようです。狭いので撮れていないところもあるし、こっちが担当した開口部から羨道部の画像は組み込んで貼り合わせてないが。また処理にものすごく時間がかかるので、低密度にして処理したらしい。
◆桜井市センターのみなさん大勢で見学に来ていただき、いろいろ話ができたのも収穫。みなさん若く、活気があって、桜井市は元気だ!、と思った。

2016年6月8日 展示設計をはじめる

◆いよいよ恒藤記念室を仕上げていく必要があり、班の展示レイアウト案が前日の火曜日に出てき たこともあり、設計図を書き始める。

プラグイン

カレンダー

01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28

カテゴリー

フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

バーコード

ブログ内検索