人を幸せにする人になろう

とほほ・・・

◆昨日(2月17日)、やっと卒論・修論の試問が終わった。例年以上にピンチで、よく間に合わせた。うちは日本史で、世界史ともミックスする。とはいえ最近は世界史の卒論がまわってくる本数は少なくなったが。学生の作品、きちんと読んで評価してやらなければならない。またそれがこちらの勉強になる。今回で言えば、古代史の、大兄、風土記、任那復興などは、面白かった。また修士論文は事務的には主査1+副査2だが、日本史では全員が読むことになっており、古代でも中世でも近世でも近現代でも、すべてだ。
◆試問は苦手だ。ちゃんと読んで、メモを作り、とはいえ、主査とのやりとりを聞きつつ、質問などをセレクトしたり順番を考えたり。これいまだ慣れなくて苦手意識がある。考古の卒論は少ないから多くは副査なわけだが、本論に即した適切な質問が求められる。また、内容そのものは主査とのやりとりがあるから、入り口のところとか、周辺とか、その論文内容の位置を確かめるために、主題となっている時代の前や後のこととか、むろん、資料の収集や分析方法とか、そういうことも意識している。よくできた論文はきちんと褒めるべきだし、そうでないものも評価できるところは指摘しつつ、言うことはいわなければならない。要するに指摘しておきたいことや印象や感想を的確に言うことが求められるが、なかなかうまくしゃべれないものである。その点は栄原先生はさすがた。話す内容、話し方、きき方、また和やかな雰囲気を醸し出す、あのしゃべり。
◆大学は一番忙しい時期で、大学院入試もあるし、後期の試験の採点や成績提出、すぐに大学入試と、あわただしい。ともかくも、試問を乗り切って、ほっと一息。帰って、2部の後期試験の採点を今晩中にやらんといかん。

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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