人を幸せにする人になろう

なんとか溜まったメールは見て・・・

◆これからは少し時間のかかるものを。
◆24日は堺市博へ行ってきました(娘の誕生日です。23歳)。《泉北丘陵》を見ました。22日に、大阪南部窯跡群のことについての抜き刷りをもらっていたので、須恵器用の調査カードについて、感慨深く見ておりました。要するに、落下傘部隊で、小林行雄や田辺昭三が乗り込んできて、地元で地道に分布調査をやっていた者、携わっていた高校生たちの気持ちなど、お構いなしで、仁義を切ることもやっていない、というもの。むろん、とんでもない大規模な開発で、特別チームを編成してあたらなければやれない、ということも重々承知の上での発言です。反面教師として・・・。
◆なので、これからは陶邑とは言わんとこかな(むろんこれは学術的な意味もありますよ。陶邑というのは、いまいっている全域でなく、特定の範囲とみるべきだという。)。この1960年代の調査については、I先生からも何度か聞くことがあった。造成が始まって、窯跡が検出され、明日はこれとこれ、と調査予定に入れて、翌日行って見ると、ブルドーザーがすっかり壊している、という話。散乱する須恵器を採集。なので、なんとか〇号窯という一括資料のなかには怪しいものがいっぱいなんだとか。こういうことは、既に書かれていることなのかもしれません。しかし、過去は取り返せないわけだが、大阪府が自前で調査するようになる以前の、あの調査は、どのように対応が決められ、どのように分担され、実態はどうであったのか、学術報告とは別に、ちゃんとまとめておく必要があるのではないか。もう関係者も少なくなっている・・・

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プロフィール

HN:
雲楽
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/03/22
職業:
大学教員
自己紹介:
兵庫県加古川市生まれ。高校時代に考古学を志す。京都大学に学び、その後、奈良国立文化財研究所勤務。文化庁記念物課を経て、現在、大阪の大学教員やってます。血液型A型。大阪府柏原市在住。

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